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episode7.別世界

「マオウゼッタイタオース?」

みゆがつけたニックネームとまんま同じ。


「はいそうです。マオウゼッタイタオースなんてふざけた名前して。魔王様を倒せるわけないですよ」

トテモツヨーイが怒るように言う


「ふざけた名前ってトテモツヨーイが言えたことじゃないでしょ」


「まあでもご安心を。勇者側にスパイを入れています。前々から魔族の1人を人間界に忍ばせておきました。それで勇者が現れたとなりすぐにパーティに入りました」


「スパイ。あーなるほど…。もしかして名前はユウシャウラギール?」


「すごいです魔王様。まんま同じ名前です」

トテモツヨーイが驚く


「う、うん」


「ひとまず勇者の動向をみようと思います」


「う、うん」

しおんはやはり動揺を隠せてない


「失礼します」

トテモツヨーイは部屋から出る


「はあっ。どう言うこと?マオウゼッタイタオースに、ユウシャウラギール?ゲームで出てきた名前と全部同じ。他の名前も全部。しかもこんな名前どこを探してもほとんどないよ」

しおんは首を傾ける


「うーん…。あれ?」

しおんが考え込んでると何かを見つける


玉座の右の肘掛けにボタンがついてる。10個ほど


「何これ?」

ポチッ。押すが何も起きない。


「あれ?」

ボタンを連打するが何も起きない


その頃…魔王城の別の場所

「ぎゃあああ」

竜の首の置物から炎が出てくる。あのボタンは魔王城のトラップを発動するボタン。


「魔王様。止めてー」

しおんがボタンを押すたびに発動するからしおんは何も起きないので連打してるからめっちゃ炎出してる


「じゃあこっちは。別のボタンを押す」

魔王城の壁が開いて無数の槍が出てくる


「うわー」

魔族たちは避ける


「だからなんで何も起きないの。壊れてるんじゃないの」

しおんは何回もおす。その度に槍がどんどん出てくる


「うわー。魔王様ー。俺が何したって言うんですかー」


このトラップは魔王城中にあるので魔王城中が大混乱になってる


「ならこっちは」

ポチッ。


魔王城のとある場所の床が開く。下はマグマ


「うわー。」

魔族はギリギリ手をかけて落ちなずに済む


「なんなの?いったい」

しおんはよくわからないままボタンを押すのをやめる


「まあいいや。うーん。ゲームの世界を夢で見てるのかな?でもなんか夢ではない気がするんだよなー。うーん」

しおんは考え込む


「魔王様ー」

扉が開いて魔族たちが入ってくる


「うわ。急に大勢でどうしたの?」


「魔王様。」

すごい怖い顔をしてる


「み、みんなどうしたの?」


「すいませんでしたー」

全員土下座する


「えっ?」


「魔王様を私たちは無意識に傷つけてしまっていたんですね。なので魔王城中のトラップを発動したのですよね。大変申し訳ありませんでした」


「ちょっと待って?なんのこと?私怒ってないよ?」

しおんは困惑しながらてをふる


「えっ?ならなぜ魔王城中にあるトラップを発動したんですか?」


「トラップってなんのこと?」


「いやそこにあるボタンで発動するトラップですよ」


「えっ?」

しおんは玉座の肘掛けにあるボタンを見る。


「もしかしてあれ。トラップを発動するボタンだったの?」

魔族たちをよく見たら全員ボロボロ。


「ごめん。間違えて発動しちゃった」

しおんは頭下げる


「ま、魔王様」

魔族たちは顔を険しくする


「やばい怒ってる。本当にごめん」


「またですか」


「えっ?また?」


「こないだも玉座に座りながら寝たせいでボタン押してそのせいで魔王城めちゃくちゃになったばかりじゃないですか。寝る時はベッドで寝てください。玉座でねないでください」


「いってて。もうあちこち痛くて。とりあえず気をつくてください」

魔族たちは部屋を出ていく


「流石に悪いことしちゃったなー」

しおんはため息をつく


「うん?いってて?」

しおんは空を飛ぼうとした時のことを思い出す


「あの時飛ぼうとして失敗して落ちて床に激突した時。私確かに痛かった」

ほおをつねる。ぎゅー


「痛い。ってことはもしかして夢じゃない?」

ちなみに夢の中でも痛覚を感じることはあります

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