episode17.魔族の会議
「はあっ」
しおんはめっちゃ不機嫌
「な、なあ。なんで魔王様はあんな不機嫌なんだ?」
ヨワスーギがシンノクロマークにきく
「わからねえよ。なんかトテモツヨーイがやらかしたらしいが。もしかして勇者に負けて魔族を恥晒しにしたのが原因じゃ」
シンノクロマークは勘違いする
「あー。もうまさかネタバレ喰らうとは思ってなかったよ。こういうのってゲームで大ピンチになってそれでたまたま発動して勝つのが楽しいのにネタバレくらった」
めっちゃぶつぶつ言ってる
「ありゃ相当不機嫌だぞ」
「えーとま、魔王様今日の会議」
クロマークが言う
「さっさと初めて。」
しおんは怒鳴る
「は、はい」
「えーとまず新開発中の我々の新兵器についてですか」
「何その小学生が考えたような名前。いやいつものことか」
もはや日常茶飯事となっている
「進捗の方はどうだ。開発部隊」
クロマークは聞く
「はい順調です。1割完成してます」
魔族ではめちゃくちゃ珍しい白衣を着た人が言う
「それのどこが順調なの?」
「よし順調だな。次に新魔法について」
話を変える
「順調の基準どうなってるの?」
「新魔法のテッペーキについて。一定時間鋼の体を纏う魔法の制限時間はどれくらいにするのがいいか」
「テッペーキって…」
しおんはもはやツッコむ気力がない
「予定では3分ほどにしたい。賛成のものは」
全員手を上げる
「次に新アイテム。ニンゲンニドークについて。こいつは我々魔族には強力な回復アイテムになるが人間には毒になると言うアイテムだ」
薬を取り出す
「名前の時点でバレバレなのよ」
「これを人間の街で配る。さらにその場で人間に変装した我々魔族がのんでちゃんと回復できると思い込ませると言う完璧な作戦だ」
まんぞくげにいう
「名前のせいで全部台無しなのよ」
「そして今からジツハマゾークとニンゲンノフーリに人間界で人間のふりして配ってもらう」
クロマークの後ろに人間の姿をした2人がいる
「名前のせいでバレる予感しかしない」
「狙いは勇者だ。いいか2人ともこのニンゲンニドークを勇者一同に渡すんだ。そして我々魔族のボスを送り戦わせダメージを負わせて回復しようと飲む。これが作戦だ。完璧だ。はっはっはっ」
クロマークは笑いながら言う。
「うん。名前さえ変えれば完璧だね」
「えーと次に」
クロマークは次の議題に移ろうとする
「まだあるの?もうさっきのでお腹いっぱいいっぱいなんだけど」
「トテモツヨーイが勇者と戦って敗北した件について。沈静のガラスをなぜ勇者が持っていたのか」
「あー。あのクエストで」
「沈静のガラスは沈静海岸にしか出ない沈静珪砂でできたガラスで。沈静珪砂自体そこでも手に入れるのは相当難しいのになぜ勇者は手に入ったのか。そもそも勇者は沈静海岸には行ってないはずだ」
「名前全部沈静入ってるじゃん」
「あんなレアアイテムは探して手に入るようなものではない。ユウシャウラギールからの情報を今は待つしかない」
「あのコップ本当にレアアイテムだったんだなー」
しおんはあのコップはゲットした時はただのコップだと思ってた
「あのコップがレアアイテムって名前だったのも本当にレアアイテムっていう伏線だったのかなー」
しおんはそんなことを考えていた
「えーと次にコウモリノオーサを倒したイチゲーキの一撃必殺についてなんだが。対策を一つ考えついたからみんなに共有したいと思う」
クロマークはスクリーを映す
「なんだろう?回避とか?」
「奴の一撃必殺は一度敵に当てたら確実に倒すというチート能力を持つが使用すると三日間動けなくなる弱点がある」
スクリーンにイチゲーキがコウモリノオーサを倒した時の映像が流れる
「魔法の中にデコイという魔法がある。これは身代わりを召喚して敵の攻撃をそっちに当てさせる技だ。やつが一撃必殺を使おうとしたらデコイを使えそうすれば防げて。奴は3日動けなくなる」
クロマークはデコイの使い方の映像を流す
「デコイを覚えてない奴は覚えておくように」
「うん?あれ?もしかして私めっちゃネタバレくらってる?」
しおんはとんでもないことに気づいたのであった




