episode16.失った大切な友
「今日はやめよう。クエスト結構頑張ったのに結局もらえたのコップだけは流石にやってられないよ」
みゆはゲームデータをセーブしてゲームを閉じる。
「まあ仕方ないよ。それにしてもトウゾークにヨクナクースにヤクタターズってあの村終わりすぎでしょ」
「あはは。それな。本当に」
みゆは笑いながら言う
12時間後ーーー
「おやすみなさい」
しおんは眠る
「うーん」
しおんは起きると魔王城にいた
「ふぁあ。今日は何しようかな」
しおんは周りを見回しながらベットから起き上がる
「魔王様」
珍しくトテモツヨーイが大慌てで部屋に入ってくる
「どうしたの?そんなに慌てて」
しおんは尋ねる
「俺の…俺のペットのコウモリノオーサが死んじゃったんです」
「えっ?えええええ」
しおんは叫ぶ
「勇者のやつがやりました。俺は許せません今すぐに奴を叩きのめします」
トテモツヨーイがでかけようとする
「ちょ、ちょっと待って?まずトテモツヨーイペット飼ってたの?」
しおんはまだ頭が追いついてない
「はい。俺の大事なペットなんです。しかもあいつの大切な仲間のトテモスバシッコーイまでも全滅させられたんです」
トテモツヨーイは泣きながら言う
「ちょっと待って理解が追いつかない」
しおんは一旦整理する
「あのめっちゃデカいコウモリがトテモツヨーイのペットってことでそれが勇者に倒されたってこと?」
「そうです。あいつら絶対に許さん」
めちゃくちゃ怒ってる
「ちょっと待って。まずなんであのコウモリをペットにしようとしたの?というか飼い主の方が小さいのどうかしてるでしょ」
トテモツヨーイは身長200センチほどある。人間より全然高いがあのコウモリと比べると小さい
「そんなの可愛いしかっこいいからに決まってじゃないですか」
「百歩譲ってかっこいいはわかるけど可愛いはおかしいでしょ。あの巨大な羽した気持ち悪い化け物」
「気持ち悪い化け物?」
すごい怖い目で睨んでくる
「はい可愛いです」
しおんは怯んで意見を認める
「俺らは2日前出会い仲良くなりました。なのにあいつらは」
「いやちょっと待って2日前?」
「あいつは2日前からとても仲が良くてずっと遊んでいた」
羽で弾き飛ばされたり超音波で攻撃されたり
「ごめん。回想で仲がいいと思えるところが何一つないんだけど」
「あいつは恥ずかしがり屋で俺が乗ろうとしたらよく振り払ったりそんなところも可愛かったんです」
コウモリノオーサの上に乗ろうとして振り払われて落とされる回想
「それ普通に嫌がってるだけじゃないの?」
しおんはすかさずツッコむ
「歌が大好きでよくあいつは俺に向かって大声でたくさん歌ってくれました」
大音量の超音波で攻撃してる回想
「それ超音波で攻撃してるだけじゃないの?」
「そして俺はそんなあいつが大好きで撫でたりしたがあいつはずっと歌ったり羽で俺を弾いたりで遊ぶのが本当に好きだったからおれは一緒に歌ったりしました」
「だからそれこうげきされてるだけじゃないの?」
「そいつは本当に恥ずかしがりやで少し経つと俺のことを完全に無視するようになってしまいました」
「それもう攻撃効かなくて諦められただけじゃない?」
「そしてあいつが叫ぶとトテモスバシッコーイがたくさん集まってコウモリノオーサは自分の群れを紹介してくれました。そして俺はトテモスバシッコーイのすごい数で体中噛みつかれてこいつらは人懐っこいことが分かりました」
「それ集団攻撃喰らってるだけじゃないの?」
「俺たちの思い出も何もかもあいつら潰したんです。許しません。絶対にあいつらの仇は俺が必ずうちます」
トテモツヨーイは出かけていく
「が、がんばれ。」
しおんはもう完全に呆れてる
数時間後ーーー
「ほえー。風魔法ってコウモリノオーサみたいに敵の行動を邪魔するための魔法なんだ」
しおんは図書館にあった魔法についての本を読んでる
「魔王様ただいま戻りました」
トテモツヨーイが帰ってくる
「おかえり。トテモツヨーイ。勇者との戦いは?えっ?」
トテモツヨーイはボロボロ
「負けました」
「えっ?嘘でしょ?とても強いって名前のトテモツヨーイが?勇者に?」
「それが奴ら沈静のガラスを持ってまして」
トテモツヨーイが話す
「ち、沈静のガラス?」
「はい。使用すると消滅しますが敵を完全に動かなくするアイテムです。それで動けなくなってその後タコ殴りにされました」
「えっ?そんなアイテム勇者なんで持ってるの?」
「沈静のガラスは形がそれぞれで奴はコップ型の沈静のガラスでした。まさかあのただのコップが沈静のガラスだとは」
「コップ?あっ」
しおんはクエストで手に入れたコップを思い出す
「まさかあれ?って待って?もしかして私相当なネタバレくらった?」




