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episode12.魔王フィーバー

魔王城の中の魔族が廊下を歩きながら話している。


「いやーやっぱり魔王様はすごいな」

体は人型だが頭が龍の見た目をした魔族。


「だなーカリスマ性もあって強くてカッコよくて」

つのが生えてて3メートルくらいある魔族


「うわー」

外から魔王の声が聞こえる


「お、魔王様の声だ」


「何してるんだろう」

窓から外を見る


「ちょっとみんな止まってー」

魔王がとんでもない数いた


「??????」

2人は意味が全くわからなかった


数分前

「よーし次は何試そうかな。コピー?えーと対象のものを増やすことができる魔法」

魔法一覧にあったコピーを眺める


「よし。試してみよう。コピー」

そしたら魔王が2人になる


「おー。これ自分に使うと分身になるんだ」

そしたら分身が手を上げながら呪文を唱えた


「コピー」

しおんがまた増える3人目。分身が勝手に魔法を使った


「えっ?」

しおんは嫌な予感がした


「コピー。コピー。コピー」

どんどん増える。何回も分身はコピーを発動する


「待って。ストップ」

止まる気配はなかった。そして最終的にはーーー


30人くらいになった


「嘘でしょ?」


「ファイア」

分身の1人が炎魔法を使う。


「ウォタア」

「サンダー」

「ウィンド」

分身が魔法を使いまくる


「うわー。待ってみんなもう外がメチャクチャだよ」

地獄絵図と化していた


「召喚フレアドラゴン」

魔法陣が現れて中からめちゃくちゃでかい真っ赤に染まったドラゴンが出てくる


「えーーー。ドラゴン出てきたんだけど」

炎や水や雷やいろんな魔法が連発され挙げ句の果てにドラゴンまで召喚して外はめちゃくちゃ


自分をコピーした場合、操ることはできず魔法の中にあるブレインという洗脳魔法を使わない限り操ることはできないのである


「みんなストップ。止まって」

しおんはそれを知らないのでこのコピー達は制御不能である


「どうしたら…。そうだ。解除。」

コピーが全部消滅する。コピーが召喚したドラゴンも消える


「はあっ。もう当分魔法はやめよう。ろくなことが起きない」


部屋に戻る


「はあっ。なんで魔法を試すだけでこんな大惨事になるの?どうなってるのこの世界は」

世界とか魔法が悪いのではなくこの魔王の魔法の使い方と威力がおかしいだけなのである


「魔王様。お食事の準備ができました」

シンノラスボースが入ってくる


「あっ。はーい。」


15時間後ーーー


「ふぁあ。もう寝ようかな。おやすみ」

しおんは横になる


「おやすみなさいませ魔王様」

トテモツヨーイは部屋を出る


ドボン。


しおんは何やら水の中にいる


「うん?何これ?水の中?でも息ができる。」

体に力が入らなくて泳げなくてどんどん沈んでいく


「体が上がらない。なんで。えっ?」

下を見るとしおんの現実の方の体がある


「私?」

しおんはそのまま体の方に落ちていき、そして自分の体にぶつかる


「はっ」

目を覚ます。現実だ


「夢?なんだったの?」

しおんは困惑中


「水の中で体が沈んでいって底に私がいたけど。なんだったの?あれ。」

しおんは自分の手を眺める


「魔王も今日の夢も。最近は変な夢ばかり見る。」


携帯を取り出して調べる


「変な夢を見る理由は基本的にストレスが溜まっていたり不安が溜まっていたりするのが主な原因。私そんなにストレス溜まってるかな?」

しおんは疑問が残る


「というかやっぱりあれってただの夢じゃない?」

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