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日常で世界を変える(遠山編)  作者: mei


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5月15日 交渉

 髙橋より一足早く仕事についていた俺は、髙橋が仕事にとりかかる準備しているのが見えた。今見た感じ、休む前といたって変わらないな。なんだろう?いつも通りって感じか?すると、奥から今市がやってきた。たしか、さっきまで誰かと電話で話してたみたいだけど。


 髙橋「お休みありがとうございました」

 今市「おぉ、モチベーションは上がったか?」


 まさかの返しだった。


 髙橋「おかげさまで、上がりましたよ」

 今市「そりゃあ、よかった。仕事たくさんあるから、頑張れよ」

 髙橋「はい。あと、前言ってたやつなんですけど、、、、、、」


 ついに口火を切ったかぁ。


 今市「なんだ?」

 髙橋「4月の営業成績のランキング教えてくれないですか?」

 今市「お前なぁ、、、、、」

 髙橋「もし、教えてくれたら社長に連絡入れたの誰か教えますよ?」

 

 すると、今市さんは大きな声で笑い出した。


 今市「お前、勝手に交渉するなよ」

 髙橋「そこまでしても、知りたいですから」


 俺は、パソコンをしながら二人の会話を盗み聞きしている状態だった。さぁ、ここからどうなるのか?


 今市「わかったよ、もうそこまで言うなら」

 髙橋「ホントっすか?ありがとうございます」

 今市「でも、他の人とかのやつは言えないけどいいか?」

 髙橋「大丈夫です。自分が何位かだけわかれば」


 まさかの交渉成立か?髙橋の本気度が伝わったことは本当によかった。


 今市「じゃあ、またわかり次第連絡するよ」

 髙橋「ありがとうございます。じゃあ、僕も社長に連絡入れた人わかったら教えますね」

 今市「わかるのか?」

 髙橋「はい、今のところ二人までは絞れてるんですよ」


 二人まで絞るのに相当大変だったけど、髙橋の粘り強さはさすがだった。その二人とは、総務の若佐と三課の中丸だ。正直、どちらも深くは関わってはないんだけど、この二人のどちらかであることはほぼ100%だと俺も思っていた。というのも、俺と髙橋を除く9人から送っていないと証言をもらったからだ。まぁ、嘘をつくことはできるんだろうけど、あそこで嘘をつくほど、みんな勇気はもってないだろうな。昨日、俺たちは一次会と二次会を使って昨日いた5人全員からその証言をもらったのだ。若佐と中丸を除く残り4人も髙橋は全員と会って話したそうだ。やはり、それだけの熱量をもってかかわれるのは凄いなと俺は尊敬しかなかった。

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