5月14日 正解
ここに来た自分は正解なのかどうかわからないけど、今は髙橋を信じるしかなかった。もう既に、俺以外に三藤、会田が来ており、俺の中では緊張感が高まっている。
会田「遠山くん、まだ髙橋くんきてないのか?」
俺 「アイツは、いっつも来るの遅いからな」
会田「へぇー、そうなんだ」
何を考えているのか、こちらからはわからない。
俺 「会田さんは、最近どう?」
会田「まぁ、ボチボチかな」
会田は、いつもの笑顔で話をしていた。
三藤「アイツら、来た?」
俺 「いや、まだ来てないよ」
三藤「もう、時間じゃねぇのか?」
俺 「まぁ、そうだな。よかったら、二人で先入っててもいいぜ」
三藤は会田の方を見つめた。
会田「じゃあ、一緒に先に入っていく?」
三藤「いいよ」
二人は、先に入っていってしまった。時刻は、19時10分を過ぎていた。しかし、想定していた4人は来ないな。もしかしたら、あの4人はもう一緒にいるかもしれないな。そんなことを考えると、向こうから声が聞こえてくる。
林 「おぉ、遠山!!」
俺 「お疲れ様!」
南 「みんなは、どうしたの?」
俺 「三藤と会田は既に入ってるよ」
俺の前には、マーケティング課の林、南、花田の
三人がいたのだった。
林 「俺たち、どうしたらいい?」
俺 「先、入っていていいよ」
俺の話を聞いた南、花田は店内のドアを開けて入っていく。
林 「遠山は、どうするんだ?」
俺 「俺は、髙橋が来るの待っとくよ」
林 「悪いな」
俺 「いや、全然いいよ」
林は右手をあげ、南たちを追うように店内へと消えていった。後は、髙橋だけかぁ。まさか、来ないとかないよな?もう、アイツは奇想天外すぎてわかんないな。すると、スマホに先に始めとくという連絡が入っていた。まぁ、時刻は19時14分になったし、仕方ない部分もあるだろうな。"遠山!!"。俺がスマホに目を向けていると、俺の名前が聞こえてくる。まさか?俺は顔を上げると、そこには髙橋が来ていた。今日の髙橋は、パーカー姿だった。
髙橋「わりぃ、遅れた」
俺 「お前、遅過ぎだろ」
髙橋「わりぃ、さっきまで用事してた」
俺 「なんか、お前悪い顔してんな」
髙橋「してねぇよ、さっさと入ろうぜ」
髙橋は、何も気にせず店内の扉を開けたのだった。




