5月8日 注意
俺たちは、いつものように休憩所に立ち寄っていた。髙橋は、昨日注意された内容について聞いてきたのだった。
髙橋「じゃあ、昨日言われたんだ」
俺 「ああ。やばかったよ」
髙橋「えー、俺も見てみたかったな」
昨日、今市さんに言われたことを思い出した。
俺 「でも、言ってもらって火がついた部分もあったよ」
髙橋「じゃあ、よかったんじゃないのか?」
俺 「まぁ、今市さんが怒ってなければの話だけどな」
髙橋「そんな簡単に怒るような人じゃないだろ?」
俺 「だと、いいんだけどな」
正直、今市さんがどんな人なのかまだつかめていない。
髙橋「でも、今市さんがいうくらいだから、次のプロジェクトは俺たちにとって大事ってことじゃないか?」
俺 「そうなのかな?」
髙橋「ああ。絶対そうだぜ」
髙橋は、やる気がみなぎっているように感じた。
俺 「俺は、プロジェクトより営業に早く行きたいよ」
髙橋「営業なんていつでもいけるよ」
俺 「それは、お前だからだろ!」
髙橋「そんなことないよ。お前も6月にはデビューするんだろ?」
俺 「まぁ、、、、、」
歯切れの悪い返事しかできない。
髙橋「プロジェクトって、何人参加って言ってた?」
俺 「新人は4人だって」
髙橋「4人だったら、チャンスめっちゃあるじゃん」
俺 「お前はあるだろうけど、俺とかはまだそのレベルに達してないよ」
新人4人ってなると、三藤、髙橋、会田の三人は確定だろうな。そう考えると、後一人しかいねぇな。
髙橋「誰がリーダーかに変わるんじゃないか?」
俺 「あぁ、リーダーかぁ。誰がするんだろうな?」
髙橋「うーん、、、、、、、、。誰だろうな?」
自分とは全く関係ないはずなのに、髙橋はとても一生懸命考えていた。
俺 「そんなの、俺にはわかんねぇよ」
髙橋「明日、会議があるからそこで今市さんが聞いてくれるだろ」
俺 「そうなのか?」
髙橋「ああ。あの人、ああいうのはちゃんとしてるからな」
髙橋みたいに仕事ができるわけじゃないから、俺にはどういう状態なのかはわからない。
俺 「そういえば、お前今度他の部署の人と話すってい言ってなかったか?」
髙橋「言ってたよ」
俺 「誰と話すの?」
髙橋「麻耶さん」
摩耶さん?誰だ?なんか、聞いたことがあるような、ないような。




