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日常で世界を変える(遠山編)  作者: mei


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5月4日 GW6日目

 気がつけば、もうすぐGWは終わろうとしていた。俺のGWは明日までだ。また、明後日からは怒涛の日々が始まる。この選択が正しかったのかどうかはわからない。残りの2日は、友達と遊ぶことはなく家でゆっくりしようと考えていた。俺の部屋の隅では、時計の秒針が刻んでいる音が聞こえてくる。窓の外は夜の静寂が深く、いつもの騒がしい音も遠ざかっていた。そんなことを考えていると、突然の雷のように指先を震わせ、スマホの画面が光を放つ。

 その光が部屋を切り裂く一瞬の閃光となり、俺の心臓を小刻みに打ち始める。電話か?鳴り止む前に、画面には見知らぬ番号が並ぶ。誰だろうか?まるでお前は、電話に出れるだろと言わんばかりのように、次々と呼び出し音が連なってくる。俺は息を飲み、手を伸ばす。もし、迷惑電話や営業の電話であればめんどくさいな。そんなことを考えると、すぐには触らない。しかし、待っていても止まる気配はない。指先はスマホの端末に触れる。スマホ画面のヒンヤリとした感覚が肌に伝わってくる。指を滑らせると、電話マークが出てくる。

 電話に出るボタンと出ないボタンの二つがある。これは、電話に出るボタンを押さないといけない。俺は、しぶしぶ電話に出るボタンを選び、すぐさまスピーカーのマークを押す。これで、スマホの画面を耳につけなくても大丈夫だ。俺は、おそるおそるスマホからの声が聞こえるのをまった。しかし、相手の声はすぐには聞こえず、ただ背景音が先に喋り始めた。どうしたのだろうか?電波が悪いのか?なかなか話が聞こえてこない。すると、ザワザワとした中、何か話してくるのが聞こえてくる。しかし、何て言っているのか全然聞こえない。

 どうしようか?一度切るべきか?俺は何と言っているか全くわからないし、このまま続けても仕方がないだろう。俺は、「すいません、電波が悪く聞こえないので一旦切りますね」とたげ伝え、再びスマホをタップする。もし、本当に用があるなら、また電話をかけてくるだろう。俺は、楽観的だった。30秒くらいたっただろうか?まだ、かかってはこない。どうしようか?かけた方がいいか?それとも待つべきか?俺はいろいろなことを頭の中で巡らせていた。すると、再び大きな音が鳴る。やっぱり、きた。二度目がくるということは、おそらく俺のことを知っている人だろう。俺は、そう考えていた。再び、スマホをタップする。

「もしもし?」。声は、低かった。

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