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第八十九話

雷龍王のお茶会


最近の雷龍王ノクティスはずっと溜息をついていた。

月刊冒険者ギルドの臨時版を見たときの衝撃は今も忘れることができない。

スノウの名前と写真が載っていたこと。冒険者ギルドの副ギルド長と駆け落ちした記事の内容に苛立ち、城を破壊する所だった。

過保護になるかもしれないが裏でスノウを捜索し、保護(奪還)しようと動いていた。

しかしエルダーエルフであるローレライの足取りは全く追えなかったのだ。

スノウの安否を確認しようと、バード(魔法伝書鳩)でお茶会の誘いとしてローレライに送っていたが返事はなかった。

ノクティスは実の母親では無かったが、スノウを赤子の時から育てており実の娘よりも甘いと認識している。

その証拠に自身の金色の髪を一部黒色に染めている。スノウが物心ついた時に傷つかないように配慮していたのだ。

ノクティスはスノウの特殊な出自を知っている。母親である白翼族のエアリアルを直接看取ったのはノクティス本人なのだから。

G・O・D・Sと呼ばれる自称神の集団の尖兵である白翼族。エアリアルは元々敵であった。

白翼族のことを良く思っていなかったが、エアリアルは白翼族の中でも洗脳されていない特殊な個体であった。

一言で言えば自由奔放。

初めて会ったときに龍とドラゴンと何が違うのって聞いてくる。変わり者であった。

白翼族の幹部であるナンバーズと呼ばれる地位に就いてから、エアリアルは何か焦っていた。

次に会ったときは息も絶え絶えで瀕死の状態。ボロボロの体で赤子を守っていた。

助けることは出来たがエアリアルはそれを拒んだ。

必ず追っ手が来ると。いまの白翼族は何かに汚染されており、神を越える存在になりたい者がいると。自分の死体が見つからない限り赤子が守れないと覚悟をしていた。

エアリアルとの約束で赤子の命を守る、その結果加護を与えたのだ。

白翼族と表だってばれないようにスノウの体内の魔石を封印し、雷龍王の加護を持つ龍王の家族として育てていた。

息子の安否がわからないこと、自ら探しに行けないことに苛立つ毎日。

雷龍王ノクティスのフラストレーションはピークを迎えていた。

執務室がノックされる。

ノックの仕方からメイド長のマーサだろう。


「失礼します。スノウ様が今からお茶会に、会いたいと言われています。どうされますか?」


「スノウはいまどこにいる?」

嬉しさと苛立ちで声のトーンが抑えられない。


「貴族街の住居に戻られています」

マーサはどこと言われてそのまま答えた。呪紋の制約があれば嘘はつけないが、いつから戻っていると聞かれたら誤魔化すつもりだった。


「すぐにでもお茶会の準備を。」

息子に会えるということで、マーサの呪紋が外れていることに全く気が付いている様子はない。


「すぐに用意をして迎えに行って参ります」

雷龍王のメイドとして、最後の仕事になるだろう。

マーサは新しい主を呼びに、自らの心のままに動くことを再度決意する。


皆さんこんにちは。連休の最終日。ゆっくり過ごしたい所ですが、なかなかそうはいきません。

家事が残っております。嫁と上の子はパートへ、下の子と一緒に昼ご飯をどうするか悩み中です。

小遣いは減りますがお昼はラーメンでも食べに行くかな。

平日の投稿はなかなか難しいのですが、また休みの時に投稿したいと思います。

よろしくお願いします。

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