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第八十三話

紅茶のカップを置いて挨拶をする。


「ただいま、マーサ」

これが普通なのだが、お姫様抱っこされているローレライはここまで急接近されたことに驚いている。

マーサはかなりレアな特殊体質の持ち主。気配察知や魔力探索しても基本引っかからない。

対象として認識しなければ姿を捉えることが出来ない。

一言でいえば空気。

空気という存在に気配察知や魔力探索しても無駄である。

首元にナイフが突き立てられているが、これがマーサの教育、愛情表現なのだ。


「白い髪ですが・・・やはりスノウ様ですね。女子を2人も連れて帰ってきて。うちのメイド達まで手をつけるつもりですか?」

淡々としているため分かりづらいが、少し怒っている。


「マーサ、やっほう。相変わらず凄い能力ね。」

ソエルがいつもの口調で話す。


「あらら。ソエル様でしたか?急に大きくなられて、成長痛とか大丈夫ですか?」

これだけ姿が変わっているのだから成長痛とかの問題ではないのだが、マーサの天然ぶりは変わらない。

ローレライを降ろして、マーサの紅茶を出すように頼む。


「そろそろナイフを降ろして貰えませんか?」

マーサのナイフが未だに首元にある。


「副ギルド長にまで手を出すとは・・・教育係のマーサは悲しいです」

ダメだ。全く聞く耳を持たない。これはもう仕方ない。

魔力念糸をフルパワーにしてマーサをその状態で拘束する。

振り返ってマーサのほっぺにチュッとする。

自分の予想外の動きに、動揺したマーサをそのままお姫様抱っこする。


「これで話ができるかな?」

マーサには刺激が強すぎたのか、魂はもうこの場にないようで昇天されている。

ソエルとローライに後ろから小突かれているがナイフよりは痛くない・・・いやどんどん痛くなってきている。

怒りのバフがかかっているのか?もの凄く痛いです。


「マーサさん、戻って来て。」

ほっぺを指でちょんちょんするが、フリーズ状態のマーサさんはもう動かない。

混沌の状態になってしまったので、4人のメイド達を解放する。


「屋敷の中に入れてくれる?」

メイドのリーダーは了承の頷きをする。


皆さんこんにちは。午前中に小説投稿する予定でしたが、二日酔いでダウンしてました。

お酒はやはり体に合わないようで、1缶で充分です(泣)。

またタイミング見て投稿したいと思います。よろしくお願いします。

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