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第五十七話

「上の掃除は終わったよ~少し疲れたからそろそろ休みたいかな」

連戦続きに加えて、進化のコード解除もしているため疲労感はかなり高いようだ。


「宝箱の中身は見ないのかい?」

Boss討伐の醍醐味は終わった後の宝箱の開封だと思うのだが、今回は興味なさそうな気配だ。


「宝箱よりもお願いがあるんだけど・・・」

そういえばクエスト前に言ってたやつかな?


「魔石が欲しいの。出来れば価値の高い魔石が・・・」

日頃わがままを言わないソエルの願いだからなるべく叶えてあげたい。


「これで良いかい?」

金色の魔石をソエルの前に出す。死にかけて何とか勝てた蟻の魔王の魔石だ。


「えっ?これ貰っていいの?」

ソエルと魔女のアイシャの目が点になっているのがおかしくて笑いそうになる。


「構わないよ。持ってる魔石の中でこれが一番価値があると思うんだけど?」

魔王の魔石はまず市場には出回らない。加工すれば伝説の武器防具が作成可能な魔石。国が買えるくらいの価値がある魔石。売れば一生遊んで暮らせる、末代まで不自由がない生活を約束してくれる魔石。


「その魔石の価値をわかってて言ってる?」

まさか魔王の魔石を貰えると思っていなかったようで半信半疑になっているみたいだ。


「ソエルにはいつも助けて貰っているからね。この魔石じゃだめかな?」

この魔石じゃないと言われたら、いつか神さまクラスの虹色の魔石を献上しなければならなくなるかもしれない。


「本当に貰っていいの?」

涙目になって聞くのは反則ですよ。横にいる魔女はかなり羨ましそうにしてるのは見て見ぬ振りをしよう。

頭を撫で撫でしながら渡してあげる。次世代の精霊王と神さまは言っていたが、癖でつい頭を触ってしまう。


「ありがとう、これでずっと隣にいることができる」

笑ったり泣いたり喜んだり、今日のソエルちゃんは表情がころころ変わるのでかなり新鮮。


「しばらく休眠状態で出てこなくなると思うから、浮気しちゃだめよ」

満面の笑みで金色の魔石を持ってその場から消える。きっと空間収納内にある秘密の部屋(お昼寝部屋?)に移動したに違いない。空間収納内に部屋を作ることはリスクを伴うのだが、作った本人は気にしていない。


「さて、二人になったけど宝箱を開けてみますかね」

魔女に声をかけて宝箱に手をかける。


皆さんこんにちは。2週間に1回の投稿です。

今年は地球がおかしくなってきているのか、北海道の温度は異常です。本当に暑いです。

昨日ニュースで見たサンマ1匹の値段が約10万円も異常です。誰が食べるんでしょう(笑)?

また2週間後に投稿予定です。体調管理にお気をつけください。

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