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第五十一話

空間収納の中にお茶会セットを戻して臨戦態勢へ。

臨戦態勢だがお姫様抱っこしている状況は変わらない。個人的にはおんぶした方が戦いやすいのだが、ソエルちゃんの抱っこ病が発動しているため現状右手しか使えない。あとは魔力念糸で動かせるダガーくらい。

真上にあるゆがみが数個であればゆっくり対処しても良いのだが、今回は明らかに10数個のゆがみが出来ている。遠距離のゆがみはすぐに対処できない所に出現している。


「出来るだけゆがみの数を減らしてきます」

アイシャは空間に一番近いゆがみから数を減らしていく。自分は中距離・遠距離のゆがみに対してダガーで潰していくが明らかに手が足りない。


「ゆがみが何個か残りそうだ・・・」

このゆがみから上級クラスの精霊が出現する可能性がある。ゆがみの数が多いほどこの後ピンチになる未来しか見えない。持っている右手のメイスも魔力念糸でゆがみに飛ばす。

メイスを飛ばした直後に自分の意図しない体内からごっそりと魔力が抜き取られる感じが・・・一瞬めまいに近い状態になる。

ふと横を見るとさっきレギオンで召喚した全身鎧が出現している。たぶん珈琲を入れて消えた全身鎧(執事?)だろう。


「いま忙しいのだが、からかいに来たのか?」

全身鎧は首を横に振る。


「なら手伝いに出てきたと思って良いのか?」

全身鎧は首を縦に振る。悪意は全く感じない。この状況を打開するために出てきたと考えて良さそうだ。


「武器は何でも良いから手伝ってくれ。いまは猫の手、孫の手も借りたい」

全身鎧は首を縦に振ると、空間収納から予想外な武器を取り出す。

勝手に空間収納を使ったことにも驚きを隠せないが、この場面でまさかの城塞攻略用のバリスタを出現させる。確かにバリスタは収納していたがまさかここで出すか。

バリスタの攻撃力ならゆがみを間違いなく潰せるだろう。問題はバリスタの本体が大きすぎて小回りがきかない。どうするのか?

全身鎧が右手を振り上げると、バリスタの周りに5体の全身鎧が出現する。

本来小回りが効かないバリスタなのだが、無駄の無い一連の動きでゆがみ方向に照準を修正する。あまりにもなめらかな動きなのでバリスタが機械生物のように見えてしまう。

全身鎧が右手を振り下ろすとバリスタの矢がゆがみに命中する。

1個・・・また1個ゆがみは確実に減っていく。


おはようございます。GWまで2週間きりました。皆さんは楽しい予定を組まれているでしょうか?

リアルの仕事の関係で連休は土日と5/5(月)だけ休みとなっています。11連休取れる方・・・羨ましいです。

次回5/3に小説投稿の予定ですが、5/4になる可能性があります。よろしくお願いします。


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