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第三十八話

スノウの帰還3


ソエルは焦っていた。魔女と共闘してどのくらい時間が経ったのだろうか。二人で戦っているため負担は明らかに減った。しかしこの数分で何時間も戦っているような疲労感がずっとしている。

何か変だと気付く。魔王が積極的に攻撃して来ない、防御に徹底しているからだ。

そして自分の動きが、魔女の動きがおかしくなってきている。体が異常に重いのだ。疲労だけじゃない、何かがおかしい。魔女の顔を見ても同じことを考えているようだ。その時魔女が気付く。


「透明なガスです。魔王の体から何か透明なガスが漏れ出てます。」

それが原因か。皇帝クラスの口から黒緑の液体を吐き出していた。この魔王も口から出すと警戒していた。臭いもしない無色無臭のガス・・・狡猾すぎる。

どのくらい接近戦で戦っていたかわからない。ただ透明なガスを至近距離で多く吸ってしまっている。距離を取って一度回復しないと。

足の力が一気に抜ける。気付くのが遅すぎたのだ。


「スノウ、ごめん」

体はスローモーションの様に崩れ落ちていくのがわかる。倒れているはずの愛おしい人をつい見てしまう。ただその場所には誰もいない。

・・・何故か笑みがこぼれてしまう。きっと何かをしようとしているのだろう。

あの人ならきっとそうする。私をあの小さな世界から救ってくれたように。


蟻の魔王は勝ちを確信していた。二匹の攻撃で全身が傷つき腹も刺された。死にかけもしたが、自分の体の中にある毒を使ってじわじわと蝕んでやった。目の前の二匹の獲物はもう少しで力が尽きるだろう。

この獲物たちを倒し自分の糧とする。生命の危険を感じさせた獲物を早く食べたい。もう少しだ・・・。もう少しで食べれる。自分の物になる。口に入れるとどのような高揚感で満たされるのだろうか。

目の前の羽の獲物が崩れ落ちていく・・・そう勝ったのだ。魔王は勝ちを確信する。

ただ崩れ落ちていく羽の獲物が何故か笑っている。おかしい。

何故笑う?力尽きて負けるお前はこの後食べられる・・・何故笑う?

わからない。わからないものは怖い。羽の獲物が何かをする前にその命を完全に奪わなければ。


「パーフェクトワールド(完璧な世界)」

声を聞いた瞬間、目の前の世界が消えた。


皆さんこんにちは。北海道はもう少しで雪が降りそうな気配です。

もう少ししたら冬タイヤの交換に行ってきます。

来週金曜日に健康診断があります。7月より減量開始して-9kgまで落としました。

一番体型が良かった時に比べてまだ3kgくらいお肉が付いています。

歳は取りたくないものですが、体重が本当に落ちないです。負担のない痩せる薬が欲しいです。

また2週間後よろしくお願いします。

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