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第9話 一緒が良い理由

遅くなりました。すみません。

 とうとうお母さんたちが帰ってくる日になったよ。もうすぐ会えるんだって思うと、早く会いたいってなるよね。日向もソワソワしてるし、多分日向もおんなじ気持ちなんだと思う。まぁ、今はまだ朝だから、お母さんが帰ってくるまではまだ時間があるんだけどね。とりあえず、日課の鍛錬と勉強をしないと。



「兄さん、お昼ごはんの時間なので、作ってきますね。」

「いつもありがとうね。」

「私も好きで作ってますので。」

 日向はそう言って、僕たちの部屋から出ていった。それにしても、もうお昼だったんだ。勉強に集中してて気づかなかったよ。それにしても、今日は鍛錬も勉強も集中できないと思ってたんだけど、ぜんぜんそんなことなかったね。運動したのがよかったのかな?


 しばらくすると、日向が呼んでくれたので、リビングに行ってごはんを食べた。とってもおいしかったよ。今日はからあげだったんだけど、衣はザクザクで噛むと肉汁が溢れてくるくらいジューシー、それなのにあんまり重たくなくて、本当に最高だったんだ。もっと食べたかったなぁ。

「兄さん、私がお皿を洗い終えたら、話ししませんか?」

「良いよ。あ、僕もお皿洗いを手伝うね。」

「いえ、私1人でやります。すぐ終わらせるので待っててください。」

 日向はそう言って台所に行った後、2分くらいで帰ってきた。いつものことだけど、本当に早いね。

 日向が帰ってきたから、テーブルからソファーに座ると、日向を膝に乗せた。

「何の話をしようか。」

「そうですね。兄さんにやってほしいことがあるんですけど良いですか?」

「もちろん良いよ。何をしたら良いの?」

「このマンガのリストから、兄さんが読んでみたいものを選んでくれませんか?」

 日向がそう言った後、僕は日向から紙の束をもらった。どこに持ってたんだろう?まぁ、それはとりあえず置いておいて、日向にもらった紙の束を見ようかな。・・・1枚に5作品の表紙と名前、あとあらすじが書いてあるね。それが10枚あるみたいだから、単純に50作品分だね。

「いっぱいあるんだね。」

「はい。兄さんと買い物に行った日から、ずっと調べてたんです。」

「そうなんだ。まぁ、マンガ面白いもんね。」

 いつ日向が調べてたのかはわからないけど。あの日から今日まで大体の時間一緒にいなかったっけ。

「それもあるんですが、母さんからもらう誕生日プレゼントをマンガにしようと思ってるんです。それで、兄さんと一緒に読みたいので、私が気になってるマンガから兄さんに選んでくれませんか?」

「良いよ。」

 この前も思ったんだけど、日向って「兄さんと一緒」にこだわってるよね。僕としては一緒にいられて嬉しいけど、なんでこんなにこだわってるのかな。聞いてみようか。

「前にも思ったけど日向って、『兄さんと一緒』っていうところにこだわるよね。なんでなの?」

「笑わないでくれますか?」

「約束はできないけど、努力するよ。」

 僕がそう言うと、日向は覚悟を決めたみたいで話し始めた。

「・・・兄さんと一緒にいる時間が減っちゃうと、そのまま離れ離れになるんじゃないかって思っちゃって、怖かったんです。」

 日向の話を聞いて僕は納得した。確かに、スマホとかでゲームができるんだし、日向が1人で楽しむものを買ったら、僕も1人で楽しめるのを作ってってして、そのままあんまり遊ばなくなるかもしれないよね。・・・僕もちょっと怖くなっちゃった。僕はその怖さを遠ざけるために、日向をギュッと抱きしめる。

「兄さん?」

「日向の話を聞いたら、僕も怖くなってきちゃった。もうちょっとこうしてて良い?」

「むしろ、お願いします。」


 10分ぐらい抱きしめた後、僕はマンガ選びに戻ることにした。

「そういえば、何作品くらい選べば良いかな?」

「5作品くらい選べば大丈夫だと思います。流石の母さんたちでも、それ以上買おうとはしないはずなので。」

「わかった。頑張るね。」

 1つの作品に5行くらいのあらすじが書いてあるから、全部を確認するのは時間がかかりそう。それに、こんなにあると5つに絞るのって大変だよ。どうしようかな。そういえば、日向が1番読みたいものを聞いてなかったよね。日向の誕生日プレゼントなんだし、日向の読みたいものを選んだ方が良いよね。

「そういえば、日向が特に読みたいのってある?」

「えっと、これとこれです。」

「じゃあ、これとこれは確定にしよう。」

「良いんですけ?」

「当たり前だよ。今は日向の誕生日プレゼントを選んでるんだからね。」

 じゃあ、後3つ選ぼうか。何が良いかな?

 今日の昼の時点で半分くらい残ってたし、寝落ちしたしで危なかったですが、セリフ多めだったのと寝てすぐに目が覚めたのが幸いして、火曜日まで遅刻することにはなりませんでした。よかったです。

 それはそれとして、最近新しい小説の設定を2つほど思いついたんですよね。まぁ、これらも投稿されるかどうかは不明なんですが。期待はしないでおいてください。

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