ナツキの想い
短いです。
私、ナツキ・エリクセンは夜剣廻に恋をしている。いや、これでは語弊がある。私は彼を愛している。きっかけは忘れた。幼稚園から今まで、ずっと一緒だった。彼が中学の時に周りと距離を置き始めるまで、私たちは仲の良い友達だった。時は私と彼の間に溝を作ったけれど、私の想いは強まるばかりだった。今、この時も。
5月14日。廻が学校を休んだ。誰もが廻のいない日常を過ごす。そもそも廻が元々いないように彼の話などしない。教師でさえも。
寂しい。仕方がないけれど、寂しい。だから、せめて私だけでも彼を思い続けなければならない。
それは私の使命のように。けれど、それははっきりした意思。誰のものでもない私だけの。
放課後。私は彼の住むマンションに行く。四階の407号室。そこが廻の居場所。けれど、私は向き合う勇気がなくて。
逃げ出した。きっかけなしに私は前に進めない。
私は弱いから。
迫り来る運命を私はまだ知らない。
鎧神慨装・・・単独での次元転移を可能とする、機体群の総称。とは言うものの、鎧神慨装自体が未確認の存在、オーバーテクノロジ―であるため、実質カイザリオンの通称である。ちなみに「慨」とは大いなる意思の意味である。
カイザリオン・・・形式ナンバーκ―TOΔ+∀。材質、エネルギー、開発者全てが不明の機体。機体自体に意思があるが、それがAIかは不明。単独での次元転移可能。主な武装はカイゼルブレード、ギャザッシュカノン。搭乗者は夜剣廻。




