三角関係
イチャイチャ
颯斗がタオルを肩にかけたまま入ってきて、
遼とまどかの距離を見た瞬間、眉をひそめた。
「……へぇ。
相馬、お前……ストレッチでイチャつく余裕あるんだな。」
遼「はぁ!? イチャついてねぇよ!」
まどか「い、イチャついてなんて……!」
颯斗は鼻で笑い、遼の横を通り過ぎながら言う。
「硬い者同士でペア?
……お似合いじゃん。」
遼「言い方ムカつくな!」
颯斗は遼の反応を楽しむように、わざとらしく肩をすくめた。
「まあ、せいぜい頑張れよ。
そんな柔軟性じゃ、俺の後ろを走るのは一生無理だろうけど。」
遼「……っ!」
まどかは慌てて遼の袖をつかむ。
「相馬くん、落ち着いて……!」
颯斗の登場で空気が変わった瞬間、
ひかりが傍観していた
(……神谷まで来たの?
なんであの二人のところに……)
颯斗は遼を挑発しながら、
まどかの方へもちらりと視線を向ける。
「桐生。
そんなに食ってばっかじゃ、ストレッチしても意味ないぞ。」
まどか「えっ……あ、あの……」
ひかりの眉がピクリと動く。
(……なにそれ。
なんで桐生にまで絡むのよ。)
颯斗はまどかの反応を見て、
さらに遼を挑発するように言う。
「相馬。
お前、桐生の面倒まで見てんのか?
……余裕だな。」
遼「余裕じゃねぇよ!
勝手に絡んでくんな!」
颯斗は薄く笑った。
「じゃあ、明日の走行で証明してみろよ。
“桐生の相手してても俺に勝てる”ってな。」
遼「……上等だ。」
颯斗と遼が火花を散らす横で、
ひかりは静かに息を吐いた。
(……なんなのよ、ほんと。
相馬も神谷も……桐生も……)
胸の奥が、
嫉妬とも焦りともつかない熱でじんわりと満たされていく。
(……明日、私も負けないから。)
ひかりは誰にも聞こえない声で呟いた。
喧嘩




