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調査隊

やはりやって来た調査隊。

まずは本当にドラゴンを討伐できたかの確認なんだが……


(調査隊隊長 鬼族)

なっ、なっ……どうなっているんだ、この町は!


(ギルドマスター アミナ 鬼族)

えっ?いや、町を開発したんですよ、力を合わせて(汗)


(調査隊隊長 鬼族)

いや、それにしては凄まじい。

こんな事が可能なのか……いや、可能だから出来ているんだよな……

これを指示した者は誰だ。


(ギルマス アミナ)

それは機密事項ですから言えません。

ギルドの信頼に関わります。

 

(調査隊隊長 鬼族)

しかし、これは……いくらなんでもギルド本部には連絡必須事項だぞ。

何故、今まで報告しなかった。


(ギルマス アミナ)

だから、機密事項です。

そうそう簡単に情報を流せば、ギルドの信頼に関わるではないですか!


(調査隊隊長 鬼族)

しかし……これは流石に……

ドラゴン出没や討伐と同じレベルの事項だぞ。

しかもこの度のドラゴン討伐において、被害無し。

こんな事は信じられない。

その確認の調査のはずなんだが、たしかに町には被害が出ていない。

こんな事、常識で考えたらあり得ない!

それを"はいそうですか"と碌に調査もせず、帰れるわけがないだろう。

とりあえず、ドラゴンの確認だ。

この件はそれが終わってからにする。



とりあえず、町の秘密は後回しになった。

しかし、ギルマスは苦い思いをしている。

このままでは聖女様は確実に連れて行かれる。

この町の最大戦力にして最後の砦がなくなる。

しかも、聖女様は政には関わりたくないと言っているが、そう簡単にはいかないだろう。

ある程度妥協しなければ、ギルド自体も国と事を構える事態になりかねない。

この事は、ドラゴンの確認をしている間にセツナに伝えられた。


(セツナ・ササキ)

やっぱそうなるよね……

分かった、手を打とう。

ゲイルのお墓もある、それにそんなに欲しいなら、こっちの交換条件を飲むだろう。

それこそ他国に行かれたら困るだろうし。


(ギルド職員 ミア 狐獣人)

大丈夫ですか?


(セツナ・ササキ)

多分大丈夫。

それにスキルがある、"瞬間移動"だ。

一度行った場所なら、どこでも瞬間移動ができる。

例え王都にいても、スミンならすぐ来れる。

連絡方法も考えてある。


(ギルド職員 ミア)

よろしくお願いします。

一番良いのは、このまま町に居れる事ですが、ギルマスもかなり苦戦していますから。


(セツナ・ササキ)

ギルマスには無理しないように言って。

それで責任取らさせられたりしたら嫌だから。


(ギルド職員 ミア)

はい、分かりました。



早速ミアはギルマスのところへ行く。


(ギルマス アミナ)

何、聖女様がそんな事を……


(ギルド職員 ミア)

ええ、だから無理しないでくださいと。


(ギルマス アミナ)

分かった、十中八九、そうなるだろうな。

まずはギルド本部、で、目をつけられ政だろうな……


(ギルド職員 ミア)

ギルド本部自体が王都ですからね……



ドラゴンの調査が終わった。


(調査隊隊長 鬼族)

ドラゴンの事は分かった。

部位はどうする?

こちらは買取る用意はあるが……


(ギルマス アミナ)

いえ、町で使おうと考えています。

防具や武器などに。


(調査隊隊長 鬼族)

そうか、分かった。

で、この町の事なんだが……


(ギルマス アミナ)

どうしてもと……


(調査隊隊長 鬼族)

当たり前だ。

王都でもあり得ない状態だ、きっちり報告してもらう。



そこまで言われたら、どうしようもない。

ギルマスは全てを話した。


(調査隊隊長 鬼族)

なるほどな。

流れついた聖女様がこの奇跡を成し遂げたと。


(ギルマス アミナ)

はい、そうです。

ただ、聖女様は政には関わりたくない事と、ここでゆっくり過ごしたいと望まれています。


(調査隊隊長 鬼族)

それは分かったが、そういうわけにもいかんだろう。

それだけの力を持っているんだ、せめてギルドにはそのお力を貸していただきたい。

国への交渉はギルドがやる。

しかし、いくら第3者機関とはいえ、国と事を構えるわけにはいかんからな。

内乱になる事は避けないといけない。

通常の範囲ならともかく、ここまでの力は隠しきれない。


(ギルマス アミナ)

やはりそうなりますよね。

他国があるだけに、そういうわけには……


(調査隊隊長 鬼族)

そういう事だ。



というわけで、調査隊隊長自らがセツナに会う事になった。


(調査隊隊長 鬼族)

聖女様、なにとぞお力をお貸しください。


(セツナ・ササキ)

王都でやってしまうと、国が黙ってないのではないですか?

この町には夫のお墓もあります。

慕ってくれる方々も居ます。

その人達を見捨てる事になりますが……

王都からの移動日数を考えると、有事の際、間に合いません。


(調査隊隊長 鬼族)

ううっ……たしかにそうなのですが……

しかし、王都にも聖女様のお力を必要とされている人達が多く居ます。

その人達へ、どうかお慈悲をかけていただけないでしょうか?



しばらく沈黙の時が過ぎる。


(セツナ・ササキ)

分かりました。

移動手段は私が考えましょう。

それについては……いや、それもいつかはバレる時がきますか……

では、有事の際にはスミンの町を最優先する事と夫のお墓参りは必ずさせる事、他にも子供や孫が居ます。

子孫のお墓参りは必ずさせる事を条件にするなら引き受けます。

そうでなければ、私はこの国を出ます。

"不老"であっても"不死"ではない。

死ぬ事もできますから。


(調査隊隊長 鬼族)

は、はい、必ずお約束します。

それと、必ず守り抜きますから、お亡くなりになる事はやめてください、よろしくお願いします。



という事で、セツナの王都行きは決まった。

先発隊がまず報告に行く。

事が事だけに迎えの準備をする必要がある。

片道30日だが、先発隊は早馬で走る為、15日で着くそうだ。

セツナは余裕をもって、20日遅れで出発する事になった。

セツナは出発の前日まで娼館勤めをした。

皆んなとはもう姦れないかもしれない。

だから毎日が輪姦学校だった。

入れ替わり立ち替わり、皆、姦り納めみたいな感じだった。

食事も一緒に摂り、一緒にお風呂に入り、楽しく激しい時を過ごした。

出発当日……


(娼館主 タニア 狐獣人)

もうお別れだと思うと寂しいねぇ〜……


(セツナ・ササキ)

毎年最低1回は戻ってきますから。


(娼館主 タニア)

この歳だと、いつお迎えが来てもおかしくないからねぇ……

それまで何回会えるか……


(セツナ・ササキ)

必ず顔を出します。

だから、待っててください。


(娼館主 タニア)

分かったよ、楽しみにしてるからね。


(娼館主代理 アナ 狐獣人)

あっちで欲求不満になったら、いつでもおいで、待ってるよ。


(セツナ・ササキ)

ありがとう。


(子 ショウ 熊獣人)

お母さん……また会えるよね。


(孫 シイナ 熊獣人)

おばあちゃん、行っちゃ嫌だぁ〜!!(泣)


(セツナ・ササキ)

ごめんねぇ〜。

毎年、お墓参りには帰ってくるから、待っててね。

ショウ、しっかりね。

有事の際には遠慮なく連絡するんだよ。

必ず駆けつける。

私には"瞬間移動"のスキルがある。

一度行った場所なら瞬間移動ができるから、間に合うからね。

これが連絡装置、これですぐ連絡しなさいね。


(子 ショウ)

分かりました、必ず連絡します、お母さん。


(ギルマス アミナ)

これからも頼むが無理しないでくれ。

こっちはこっちでなんとかやる。

今までもなんとかやってきた。


(ギルド職員 ミア)

ここまで町を発展させてくれたんです。

それだけでもありがたいんですから。


(セツナ・ササキ)

うん、ありがとう。

でも私の故郷はここ、スミンよ。

それは忘れないでね。


(ギルマス アミナ)

誰が忘れるか!

だから無理して簡単に死ぬなよ!

ゲイルも言ってただろ。


(セツナ・ササキ)

うん。



出発の時間が来た。

セツナは皆んなに見送られて王都に向けて出発した。

馬車は旧型だ……


(セツナ・ササキ)

うーん、お尻が痛い。

改良版に慣れたら、かなりキツいな(笑)

こういうのの改良も必要だろうなぁ……

商売でも始めるか?

王都とかなら貧民街もあるだろうし、うーん……

まぁ、王都でも娼館のバイトはしたいしな、教会監禁は勘弁してほしい。



そんな事を考えながら、王都に向かう。


(セツナ・ササキ)

ねぇ、王都でも娼館勤めして良い?


(調査隊隊長 鬼族)

し、娼館勤めですか?うーん……


(セツナ・ササキ)

欲求不満になるやん。

スミンでは娼館勤めしてたよ?楽しかったし。


(調査隊隊長 鬼族)

わ、分かりました、ちょっと考えてみます……



セツナからとんでもない要求があった為、戸惑う調査隊隊長だった。



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