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朱夏  作者: NiaN


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74/75

74話

早い…。

ラナもよくあの砂埃から飛び出してきたレックスの攻撃を防げたものだ。


『ファイヤガントレット』


レックスの拳が炎を纏う。


「炎の拳…、いいわね。その炎ごとあなたを凍らせてあげる」


ラナってどうしてこうも強気なのだろう。

まあそれはいい、炎の拳か、あー言う魔法の方が俺に合ってる気がする。

いずれ使えるようになりたいところだ。

炎の拳と氷の剣がぶつかるとギンッと言う音と共に水蒸気が激しく爆ぜる。

水蒸気にのまれラナとレックスの姿が見えなくなる。

その状況下でも剣と拳がぶつかり合う音が絶えずして聞こえてくる。

聞こえるたびに視界が悪くなっていく。

これだといつ攻撃が来るかもわからない。

それが味方の攻撃という可能性もある。

音のおかげでレックスとラナのおおよその位置はわかるが、音がなくなればそれまでだ。

どちらが優勢かわからない状態だ、もし仮にレックスが優勢だった場合この視界を利用して攻撃される。

少しでも視界が良くなれば…。

何か何かないか…。

魔力感知だ。

レックスもラナも炎の拳と氷の剣でどちらも魔法を使っている。

それなら俺でも感知できるはずだ。

そうかラナとレックスはこれを使っていたのか。

うん、これで場所が分かりやすくなった。

完全にわかるというわけではないが音も聞いているのだからいきなり攻撃が来るという心配はなくなったと思っていいだろう。

メタノイアの大まかな位置もわかった。

これも成長だろう。

ルドムに教わってしばらく使っていなかったがそれだけ魔力操作が上手くなっていたということだろう。


読んで頂きありがとうございます。

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この作品は小説家になろうとカクヨムにて投稿しております。

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