75話
攻撃のタイミングで魔力が濃くなるから分かりやすい。
いやこのまま魔力が濃くなり続けると今はわかるが今後わからなくなっていく可能性がある。
攻撃のタイミングで魔力が濃くなるのはいいがしばらくするとその魔力が離散して辺りの魔力が濃くなっている。
『アイスストーム』
霧が晴れていく。
ラナの魔法、氷の嵐は闘技場の真ん中に止まっている。
「雨?」
霧が晴れたかと思えば今度は雨か…。
レックスの炎の拳をどうにかできる。
そう思いレックスの方を見る。
レックスの拳の炎がだんだんと弱まっていく。
ラナはこれを狙っていたのか。
ラナは雨の水を利用にたのだろうか?剣だったものは鎌に形を変えていた。
『ウォーターボール』
ラナが魔法を発動すると雨水を吸収して大きな水の玉ができていく。
レックスはそれを弱々しい火が残った炎の拳で受け止める。
が、その抵抗も虚しくレックスは大きな水の玉に飲み込まれた。
水の玉はレックスの顔を除いた全身を覆った。
ラナが水の玉に鎌の峰を当てると水の玉は一瞬にして凍りついた。
レックスは生きているようだし生け捕りということだろうか。
というかこれ俺とメタノイアいなくてもなんとかなったんじゃないか。
「さて、これで一件落着ね」
「これどうするんだ」
俺はレックスを指差しながらいう。
「まあ監獄行きは確定だな」
「そうね。操られる前から悪いことはしてたみたいだし」
「あの渦とかか?」
「そうね。まあ操られてたことをどう処理されるのかは気になるわね」
「監獄ってどんなところなんだ?」
「知らない。罪を犯したものが収容される場所だ。どこにあるかもどんなとこかも大半の人間は知らない。お嬢様でも知らないはずだ」
「行ったことある人しか知らないでしょうね。出てきた人がいないわけだから知りようがないんだけど」
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