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朱夏  作者: NiaN


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69/72

69話

レックスを操っているやつはラナにしか興味がないらしい。

ラナの魔法を吸収して炎の剣に変えた時、横にいたのは俺だ。

俺を狙えば避けることができずひとたまりもない。

だと言うのに、その炎の剣で振りかぶった相手はラナだった。


『ウォーターキャノン』


ラナはレックスが振るう炎の剣に合わせて後ろに下り魔法を剣に当てる。

火の剣が水で覆われて消え去る。

俺はレックスに近づき背中を殴りつける。

それと同時にメタノイアは横腹に拳を打ち込む。

レックスは少しよろけるがすぐに立ち直した。

効いている感じがしない。

相当な力を込めたはずだ。

さっきならこれだけの威力で殴ればそれなりに苦しんでいたはずだ。

不気味だ。

そのままレックスは俺たちを一瞥すらせずラナに近づいていく。

ラナはレックスから逃げつつ魔法でレックスに攻撃している。

やはり早くなっている。

俺とメタノイアも攻撃して足止めしているが、気を抜いたら一瞬で置いていかれる。

そして明らかにレックス戦うのが上手い気がする。

ラナが放ってくる魔法に対して吸収と回避を使い分けている。

吸収はいつでも使えるわけじゃないみたいだ。

吸収をした後は必ず魔法を避ける。

いわゆるクールタイムが必要みたいだ。

おそらくだがその時間を完全に把握している。

そして吸収する魔法も選んでいる。

それを俺たちの攻撃を防ぎながらやっている。

何者なんだ、レックスを操っているやつは。

それだけのことができてなぜ俺やメタノイアを攻撃しないんだ。

防ぐだけで攻撃と言えるようなものはしてこない。

かなりの邪魔になっているはずだ。

俺たちを攻撃した方がいいとはならないのか?


読んで頂きありがとうございます。

ブクマや評価、感想を下さると幸いです。

この作品は小説家になろうとカクヨムにて投稿しております。

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