60話
『プルガトリグングニル』
ラナがあれを打ったが、さあどう動く、レックス。
突っ込んでいくのか。
確かに近づいてからなら邪魔ができない。
もうかなりの危うい状態だろ。
あと一発当たれば危険な状態なはずだ。
すげぇ覚悟だ。
吸収の邪魔をするならさっさと発動して欲しいところだが、近づくってことは避ける気がない。
レックスはこれを吸収しないとひとたまりもない、絶対に吸収するはずだ。
そこに隙がうまれる。
「くっ…」
メタノイアが剣で邪魔をしている。
刃は残っているから厄介そうだが、折れた剣じゃレックスを止め切れない。
俺も後退しつつだが、邪魔をしている。
ラナの魔法もレックスも止まらない。
まずい。
このままあれを使われたら俺が魔法で邪魔しようにも間に合わない。
発動するまでの時間と魔法が届くまでの時間を考えたらレックスにタックルした方が早い。
タックルしたところで微動だにしないだろう。
『◼️◼️ドレイン』
「おらぁっ」
俺はレックス、ではなくラナの魔法にタックルをぶちかました。
記憶が確かなら前打ってた時は地面やらレックスやらに触れた瞬間に爆ぜていた。
なら俺がぶつかっても同じなはずだ。
直接当たるよりかは与えられるダメージは減るだろうけど。
気づいた頃には俺は地面を転がっていた。
耳がキーンとする。
ぶつかった時の爆発音にやられたか。
周りを見るとメタノイアもレックスも吹っ飛ばされたみたいだ。
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