59話
今、回復ができないであろうレックスにとって血がさらに出るのは避けたいだろう。
なら残ってる刃の部分を相手に掠らせる。
現状の戦力差はこちらが優勢なはずだ。
刃が食い込めばそれだけで相手はかなりの痛手となる。
ただレックスは元は剣を使っていた。
ラナの魔法で消し炭になったとはいえその実力が消えたわけではない。
レックスが剣で戦っていたのならその使い方はそっちの方が理解している。
俺の実力でふるった剣の隙を見つけるなどたやすいだろう。
多少はメタノイアがカバーしてくれるはずだが…
「メタノイア、お前って剣は使えるか?」
「まあある程度は習っているがそれがどうした?」
「じゃあ、これはお前に任せた」
「うわっ、危ねぇじゃねえか。投げるものを考えろバカ」
使えるやつが使った方がいい。
まあ折れてはいるが大丈夫だろ。
と言うか人のことをバカだなんて。
まあそれはいいか。
「折れた剣でどうしろって言うんだよ」
「任した」
それで伝わるわけないだろと文句を言われているが、作戦を言えば防がれるだろうから察せとしか言いようがない。
ラナがあの強力な魔法を打つとなるとレックスは吸収してくるはずだ。
何かしらの対策はしてくるとはず、さっきのように俺が魔法を打って邪魔をすることの対策がされるはずだ。
あの剣で少しでも意識がそっちにいけばそれである程度邪魔はできるはず。
物の吸収はできないようだから俺の魔法がラナの魔法の身代わりになることにはなるが、さっきのようにやるよりかはうまくできるはずだ。
読んで頂きありがとうございます。
ブクマや評価、感想を下さると幸いです。
この作品は小説家になろうとカクヨムにて投稿しております。
Twitter(現X)
https://x.com/NiaN_kami




