39話
「あなたたち突っ立てないで手伝いなさい」
「どう手伝えってんだよ。俺だって巻き込まれるだろ」
「巻き込まれない程度の距離で魔法打つだけでいいから」
ラナとレックスの戦いに追いつけず立ち尽くしていた俺とメタノイアにラナから声をかけられる。
俺たちの魔法はラナが合流するまでそれなりにに打ったがはっきり言って効いてない。
なんとか至近距離で打てた渾身の魔法も軽く防がれてしまった。
まあ、あれはどちらかというと吸収されたの方が正しい気がするが…。
「何もしないよりはマシよ。当たったところで大したダメージにはならないだろうけど、鬱陶しく感じるはずよ」
「まあやるだけやってやりますよ。ヴィンス、マナポーションをくれ」
「はいはい」
俺はメタノイアにマナポーションを渡す。
メタノイアは受け取ってすぐに飲み干す。
俺も自分の分を飲み干し、魔法を打とうとしたところで、
「そういえば、ラナもいるか?マナポーション」
と質問をする。
ラナだってたくさん魔法を打ってるはずだしそれなりに魔力を消耗してるはずだ。
「別にいら…、やっぱりもらっておくわ」
最初は貰わない気だったのだろうがなんでかは知らんが気が変わって貰うと答えた。
俺はマナポーションをラナに向けて投げた。
「あなたねぇ…、もう少し丁寧に扱いなさいよ」
「って言っても少し距離があるんだ。そんな手渡しに行ってたら攻撃されるだろ」
「大丈夫よ。レックスは慢心してるから普通に手渡してきても」
メタノイアはたまたま隣にいたから手渡したがラナは少し離れたところにいるそんな手渡しに行けるわけがなかろうて。
確かに戦ってる時結構猶予をくれたがそれは俺たちがレックスに比べて圧倒的に弱いと思われてたからなはずだ。
ラナ相手に慢心は流石にしないだろ。
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