37話
マナポーションを飲み干すし宣言する。
「その油断、後悔させてやる」
敵のその厚意に甘えてるのはひとまず置いておくとして俺とメタノイアはアセシナートに同時に言い放つ。
「やれるのもならやってみな」
『ファイヤ』『ファイヤボール』
「いい魔法だ。まだまだ荒いが見込みはある」
俺たち2人の魔法を評価してくる。
『ウィンドウォール』
風の壁で俺たちの火を飲み込む。
「風属性の魔法は炎属性の魔法に弱い。俺は君たちの炎の魔法を風で飲み込んだ。君たちじゃ俺に勝てない」
『ファイヤストーム』
炎を飲み込んだ風の壁が炎の嵐になって俺たちに飛んでくる。
「やべぇ」
危機一髪なんとか避けることができた。
地面がだいぶえぐれてる。
威力はラナのやつよりあるんじゃないか…これ。
「いい威力だろ。ラナよりも魔法の威力は上だ。まあ、あっちの方ができる魔法の質もあるしできることも多いがな」
「魔法がダメなら物理だ!」
俺はレックスに素早く近づき強化系魔法をのせた拳を振り抜く。
「言っただろう、魔法の威力はこっちの方が上だと」
俺の拳を掴みやがっただと…。
強化系魔法か…。
ラナの強化系魔法を見たわけじゃないが俺やメタノイアより強化系魔法が強いのは間違いない。
威力が上ってより質が上の方が合ってないか?これ。
でも手を掴まれてるこの距離なら魔法は防げないはずだ。
『ファイヤ』
「その手には乗らないよ」
『◼️◼️ドレイン』
俺の魔法を吸収しやがった。
さっきの風の魔法とも違う。
なんだこれは。
「これはラナにも真似できない。俺しか使えない」
「その技、魔力を使っていないな」
メタノイアが聞く。
「ああ、その通りだ。スキルって知ってるか?貴族なら大体のやつが使える魔法なんかとは違う。真に選ばれたものしか使えないものだよ」
興が乗ってるのか知らんが、何でもかんでも答えてくれるのはありがたい。
勝ち筋は見つからないが。
だからこそこいつもこんなに答えてくれるのだろう。
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