34話
「マナポーションか。そんな付け焼き刃で何が変わる!」
アセシナートはそういうと足を踏み込み一直線で俺に剣を降りかかった。
「あぶねぇ…」
強化系魔法を使わなければ避けられなかっただろう。
使ったとしてもだいぶギリギリだったが。
「はあーッ!」
『ファイヤ』
俺が攻撃を避けた直後メタノイアがアセシナートに剣を振り下ろす。
俺はそれに合わせて魔法を打つ。
『ファイヤボール』
「なっ…!」
メタノイアの剣も俺の魔法も防がれたがメタノイアが剣を防がれた直後に打った魔法は至近距離ということもあって顔に直撃した。
俺はそのチャンスで強化系魔法をふんだんに使い距離を縮め、溝内に本気の拳をめり込ませた。
アセシナートは膝をついたがすぐに立ち上がる。
俺はアセシナートから離れ2本目のマナポーションを飲み干す。
膝をつかせたということは俺たちの攻撃は効いてるってことだ。
「今のは効いたぞ。はぁーはっはっ!」
「何笑ってやがる」
「俺の力を見せてやる」
『ウォーターソード』
そうアセシナートが唱えると持っていた剣が水をまとい始める。
アセシナートがその剣を振るうと水の斬撃が飛んできた。
そんなんありかよ。
「気をつけろヴィンス、あれは俺たちには分が悪い」
魔法には属性があり、それらは有利不利が存在する。
炎属性は水属性に弱い。
俺は炎属性以外の魔法なんて打ってないし打ち方も知らない。
メタノイアはわからんが俺は炎属性の魔法しか打ってるのを見たことがない。
魔法がダメなら物理で攻めるしかない。
その物理もこっちは剣と拳、近距離の攻撃しかできないのに対し、あっちはなんか斬撃を飛ばしてくる。
魔法は剣に気をつければいいのは変わらない。
元々魔法を剣で斬って防がれてたのだからそれがそれが斬撃にも気をつけなくちゃいけなくなっただけだ。
「あれは水属性の魔法と強化系魔法の応用だ。俺たちより魔法が使える」
「体術もさっきの感じからして俺たちより上だよな」
「ああそうだな。でも勝つぞ!」
「ああ、メタノイア!」
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