33話
レックス、アセシナートvsラナ、メタノイア、俺の2対3の戦いが始まろうとしている。
さっきまでレックスについてたメイドは観客席で優雅に眺めている。
とてもメイドの態度とは思えない。
まあそれは俺も同じか。
人数有利ではあるが何か策があるのかもしれない。
自ら3対3ではなく2対3を望んだ、こいつらは不意をついてルドムを殺したような奴らだ何をしてくるかわからない。
「メタノイア、ヴィンスアセシナートをお願い。私はレックスをやるわ」
「ああ」
「作戦会議は終わったか?じゃあ早速戦おうぜ」
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勝負はレックスが腰の剣を引き抜きラナに降りかかったところで始まった。
『ファイヤフォール』
レックスの攻撃を炎の壁で防ぐ。
その炎の壁はレックスの剣に触れると金属のようにカンッと響かせ弾いた。
『ファイヤボール』
メタノイアがアセシナートに向けて魔法を打つ。
アセシナートはその火の球を剣で切る。
俺は強化系魔法で体を強化して全速力で近づき全力のパンチをお見舞いする。
アセシナートは後ろに半身引き、俺の攻撃を交わしつつ反撃してくる。
身のこなしがまずすごい。
あの時より強くなったが俺1人じゃ勝てる気がしない。
『ファイヤボール』
いまの俺は1人じゃない。メタノイアがいる。
メタノイアはアセシナートの顔に向けて炎の球を打つ。
「目眩しか…」
メタノイアはアセシナートが炎の球を顔に向けて打つことで目眩しを行いその隙にアセシナートの腹に向け剣を振るう。
「遅い!」
「これも防がれるか…」
『ファイヤ』
俺も魔法を顔に向けて打つ。
少し怯んでる間にメタノイアは引く。
「少しまずいな。攻撃が全部防がれる」
「俺の魔力もだいぶ消耗してる」
「そういえばヴィンスはまだそんなに強化系魔法を維持できないんだったな。マナポーション持ってるだろ。それ使えよ」
「それは…ありなのか…。」
確かに今朝ラナに追加でマナポーションを何本かもらったがそれはずるというやつではないか。
そう思いながら俺は一本マナポーションを飲み干した。
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