29話
魔法留置を使いこなせて、その上で強化系魔法の練度を上げてやっとまともに使えるようになる。
初心者の俺がやっても魔力切れするのは当然らしい。
魔力の消耗がどっちもとてつもなく激しいのだ。
今のところ30秒が限界だ。
これを1分まで伸ばせというのが朝食の頃ラナに言われた訓練の内容だ。
魔力切れを起こすまで強化系魔法を維持しておく。
体をなるべく動かさないようにすることで魔力の消耗量が抑えられる。
とは言え消耗が激しいのに変わり無い。
「疲れたー」
疲れはするがこれなら30秒続けられる。
これ以上は流石に魔力切れを起こすと思うが。
魔力切れを起こせば魔力を増やせるが強化系魔法の練度は練習の時間が気絶してる分減る。
起こさなければ強化系魔法の練度は上がるが魔力量の上昇は期待できない。
どちらを取るのがいいかはわからないが量をこなしていくため後者にしておく。
間食をとり魔力を少し回復させる。
流石に今の魔力量じゃ30秒続けられるのはきつい。
だから今度は20秒続ける。
間食を挟み今度は10秒。
魔力の回復を待ってたらかなり時間がかかる。
何か魔力を一瞬で回復する手段があればな…。
「あるわよ」
魔力切れを起こして医務室で目覚めて聞いたらラナはそう答えた。
「マナポーションって言ってね。魔力の回復を即発させるものなの」
そんな便利なものがあるならもっと早く言って欲しかった。
それがあればもっと強化系魔法の練度を上げやすかっただろうに。
さらに言えば、あんなに魔力切れを起こすこともなかったはずだ。
「とりあえずマナポーションを10本あげるから、それ使い切って魔力切れを起こすまでやったら今日は休んでいいわよ」
「わかった。サンキューな」
「あー…そうそう、あなたいっぱい間食たべてたわよね?お昼抜きだからね」
「なん…だと…」
時計の針が12時をさす。
俺の楽しみが…。
ラナが医務室から出ていたあと少し時間を空けて俺も医務室を出る。
ばれないようにこっそり食堂に入るが
「お前何やってるんだ」
ラナに見つからないよう机を盾に隠れてたが遅れて食堂にやってきたメタノイアに見つかってしまった。
その声でラナにも気づかれ食堂から追い出されてしまった。
くそぉ…。
この土地にはラナの屋敷とレックスの屋敷の二つの屋敷がある。
メタノイアは俺と戦ったあの一件以降レックスに不信感を覚えラナの屋敷にいるようになった。
ラナとコッキーレが見えその2人から隠れていたがこいつがいたんだった。
読んで頂きありがとうございます。
ブクマや評価、感想を下さると幸いです。
この作品は小説家になろうとカクヨムにて投稿しております。
Twitter(現X)
https://x.com/NiaN_kami




