22話
「また魔力切れか…」
医務室だ。
魔力切れ…これで二度目だ。
ラナによると俺は魔力量が極端に少ないらしい。
しばらく魔力切れは起こりまくるみたいだ。
「腹減ったな…」
魔力が十分に回復していない。
魔力がなくなると腹が減るらしい。
前は寝ている間に魔力が回復したみたいだったからあまりお腹は空かなかった。
今回は魔力が回復する前に目覚めた。
「ほら気絶するのにもなれてきたでしょう?」
「ああ…、ってなんでお前がここにいるんだ?」
こいつ案外暇なのか。
前の魔力切れの時もこいつはここにいた。
「気絶から目覚めるのが早くなったのと魔力量が増えたから目覚めても魔力が回復しきれてない」
「飯食わなくても魔力って回復するもんなんだな」
「そうね、あくまでお腹が空くのは魔力の回復を早めるため、魔力は自然回復していく。」
「じゃあなんで前はお腹が空いてなかったんだ?魔力の回復を早めるためにお腹が空くなら目覚めた時もお腹空いてるはずだろ?」
「魔力は自然回復するって言ってもそれなりにエネルギーを使うのよ。寝ている間ならそこまで激しくエネルギーを消耗するわけではないけど起きてる間は魔力の回復以外にもかなりのエネルギーを使うでしょう?」
「だから前は魔力の回復でお腹が空かなかったのか」
「ええ、でも今回は寝ている間に魔力が回復しきらなかった。だからお腹が空いてる。」
「まあいい、ご飯を食べに行こうぜ」
食事に向かう。
昼飯の時間は気絶している間に過ぎてしまったみたいだ。
おやつの時間といえばいいのだろうか。
お昼と夕食のちょうど間の時間だ。
俺はたらふく飯を食う。
夕食まであと少しだということで途中で飯をとりあげられてしまった。
まだお腹が空いているというのに…
「魔力はまだ回復しきってないんだが…」
実際に魔力が回復しているかどうかはみてくれじゃわからない。
でも、感覚でわかる。
今どれだけ魔法が使えるか、そして魔力量の最大値が。
最大値は魔力切れを起こせば起こすほど上がるほど上がっているのをはっきりと感じる。
魔法は鍛えるところがたくさんある。
魔力量、魔力の回復速度、魔法の精度、より上位の魔法の習得、その他諸々…
ラナは魔力の回復速度が早く魔法を使ってもその瞬間に回復するらしい。
魔力量も相当多いらしく回復が追いつかないレベルで大量の魔法を使っても基本的に魔力切れは起こさないそうだ。
どんだけ化け物なんだよ。
実力差がとんでもない。
俺はこんなにも魔力切れを起こしているというのに。
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