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朱夏  作者: NiaN


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2話

今日からいよいよトレーニングが始まる。

まず朝5時になったら強制的に起こされる。

これについては別にいいスラムで生活してきた

俺にとって常に警戒していてろくに寝ていなかったからむしろ楽だ。

問題なのは別のことだ。


「重ぇ」


今の俺は両手足に5kgずつに35kgのウェイトベストの計55kgを見に付けている。


「お嬢様を守るにはそのくらい力が必要だ。

魔法が使えない分、肉体を鍛えろ。」


魔法…貴族の血を引くものにしか使えないとんでも能力だ。

確かにその通りなのだがこいつ脳筋すぎないか


「ではそのままインターバルトレーニングを始める」

「いんたー…?」

「ああ、全力疾走と軽いジョギングを交互に繰り返してもらう。位置につけ」


昨日身体能力検査で走ったコースのスタートラインに立ったらすぐに


「はじめ、まずは30秒全力疾走だ」


俺はその合図を受け本気で走り始めた。

でも、体が思うように動かない。

これだけの重りを付けているんだから当然か。

「ピィー!」と大きい音が鳴った。


「次、軽いジョギング30秒」


あの大きな音のタイミングで切り替えるようだ。

実際あの大きな音を鳴らしたものは30秒のカウントダウンを始めている。

あとで知ったのだがあれはタイマーというらしい。

全力疾走と軽いジョギングをこのまま五回ずつ交互に繰り返された。

最初は殺すつもりかと感じたがこの先の特訓でこれはまだまだ甘いものだと感じるのであった。

この脳筋もといフェリーチェ家騎士団長デア・ムートに連れられ次に向かったのはフェリーチェ家の騎士団の訓練場だ。

対して疲れも取れない中はじまった次の訓練は騎士団との戦闘


「お願いします」


騎士団というのはなぜこうも礼儀正しいのだろう。

向こうからすれば俺の特訓に付き合わされているだけだと思うのだが。

まあそんなことを言っていられる余裕はない。

重りを付け体力も消耗した状態での本職との戦闘

武器を使わないとはいえさすがは本職といったところでしっかりとこちらにダメージを与えてくる。

こちらが1人倒そうが相手は複数だ。正直状況は何も変わらない。



気づいた頃には俺はフカフカのベッドで眠っていた。

一体いつ寝たのだろう。


「おっ、お目覚めか!」


体を起こし声がした方を向くと騎士団長がそこに立っていた。


「無理して体を動かさない方がいい」


脳筋に諭されるのは少し癪だが体の全身が痛いから大人しく従っておく。

どうやら俺は騎士団との戦闘中に気絶してしまいそのまま1日眠っていたらしい。

そのまま今日は休みでまた明日から再開する時伝えられた。



次の日(訓練開始から3日目)

今日はひとまず体を考え、午前中は座学をやるようだ。

正直座学は耐えられたものではなかった。

覚えてる内容は魔法は貴族の血を引くものにしか使えないのに対し、魔力操作は誰でも身につけることができる

ということぐらいだ。

何度も執事長に起こされたが、その度にすぐ眠ってしまっていた。

午後からは大事を取ってあまり体は動かさない。

動かさないだけできついことに変わりはない。

なんせ雪山での滝行だ。

果たして体に気お使っているといえるのかと疑問に思う。

4時間に及ぶ滝行を耐え抜きその日の修業は終わりを迎えた。



4日目

今日は対魔法使いのトレーニングだ。

ラナの護衛をする以上、貴族のいざこざがあるかもしれないとのことだ。

このフェリーチェ家の分家だったり貴族の血を引くもの出てきた少数部隊の訓練に付き合う形でのトレーニングだ。

この少数部隊は執事長の管轄であの脳筋な騎士団長と違うタイプではあるが人間の限界を知ってる上で越えさせようとしてくる分、この人の方が恐ろしい。

まずこの少数部隊もとい魔法部隊に容赦なく攻撃魔法を撃たれる。

倒れる前に回復魔法を使われ倒れたくても倒れられない

おそらく気絶しないような魔法もかけられているのだろう。

このトレーニングをなんとか耐えきり(正確には耐えさせられ)4日目を終えた。



5日目

昨日の続きで魔法部隊とのトレーニングだ。

今日は魔法を避けるトレーニングだ。

昨日撃たれ続けたからかある程度目は慣れている。

だが、魔法だって十分早いから中々大変だ。

なんとか十発連続で避けることができこの日のトレーニングは終わった。



6日目

今日は初日のトレーニングの後半と同じ。

つまり騎士団との模擬戦だ。

初日と比べればとても上出来だ。

気絶せずに乗り切ることができた。

全員を倒すのは無理だったが昼休憩で中断されてしまった。

午後は休みのようでゆっくりできた。



7日目

7日目は魔法部隊とのトレーニングだ。

魔法を避けるというのにも慣れてきた。

日々成長を感じるのはいいことだ。


「明日からは護衛の任務が本格始動する。

明日に備え今日は早めに寝るように」


トレーニングの後、執事長に言われた。

任務が本格始動すれば今まで以上に大変らしいと若干不安に思うもの、言われた通り早めに寝ることにした。



読んでいただきありがとうございます。

この作品は小説家になろうとカクヨムにて投稿しております

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