36話:個性的な店舗展開
古代米、黒米、玄米の入った「おじや」も提供すると、中高年で米にうるさいオタク系の人が集まり、この米旨いよと持ってきてくれるようになり、日本でもほかにない個性的な店が、首都圏を中心に3店が5店、10店と増えていった。そういう専門店では、価格よりも味であり、価格が高めでも、おいしければ口コミで、特に女性が、大勢の仲間を連れてきてくれた。
この頃、以前、ヤフー、ソフトバンクと同じ時期、派手な勢いで値を飛ばしていたライブドアと言う会社が、注目を浴び、若手が買いついて、その後、中高年が買い注目された会社。しかし2004年9月期年度の決算報告として提出された有価証券報告書に虚偽の内容を掲載したとする疑いが持たれた。そして証券取引法等に違反したとされる2つの罪で法人・ライブドアとライブドアマーケティングおよび同社の当時の取締役らが起訴された。
従来の粉飾決算事件は企業が経営破綻してから捜査されたのに対し、ライブドア事件は破綻していない会社が捜査された。またライブドアの約50億円の粉飾額は金額だけをみると過去の粉飾事件と比べて少ない。判決において成長仮装型と評される通り、前年比で見ると経常利益が-120%で赤字転落のところを+300%の大幅黒字増とし大きな粉飾決算となる。
同じ時期に約1600億円の資本調達と代表取締役社長が約145億円の持株売却をおこない、粉飾金額が高額でなくとも犯行結果は大きいとされた。また、粉飾決算の原資が違法の疑いのある手段で発行した自己株式を使い、一般株主から集めた資金であることも特徴とされ、裁判は、堀江貴文に懲役2年6か月が決まった。また豊富な資金で株を買い付け、「モノ言う株主」として知られた村上ファンド前代表村上世彰被告。
彼が、一般投資家を欺いたとして東京地検特捜部に逮捕された。ライブドア強制捜査後の2006年1月には、東証が殺到する注文に対応できず、取引全面停止とする異例の事態に。堀江被告は決算を約53億円粉飾し関連会社の業績内容で嘘を発表。村上被告はライブブドアのニッポン放送株買い占めに絡んでインサイダー取引で、約30億円の売却益を得たとされる。
インドネシアのジャワ島中部で5月27日早朝、マグニチュード6.3の大地震。震源に近いジョクジャカルタ特別州では、沿岸を中心に多数の家屋が崩壊し、約5700人が死亡、20万人以上が家を失った。中ジャワ州にある世界遺産のヒンズー教寺院群、プランバナンの大半の建造物(写真)も全半壊した。7月17日にはジャワ島西部沖でマグニチュード7.7の地震が発生し、津波で500人以上が死亡。
原油価格の国際的な指標であるニューヨーク商業取引所の米国産標準油種WTI先物の中心限月8月物は7月13日、イスラエル軍のレバノン侵攻による中東情勢の緊迫化で供給不安が一段と強まり、時間外取引で1バレルが78.4ドルの史上最高値に。原油高でガソリン価格も高騰し、マイカーを生活の足として使う消費者の家計を直撃。
輸送費増加などの影響は企業活動全般にも広がった。石油輸出国機構「OPEC」など産油国の増産余力が乏しい事で、しばしば供給不安が浮上する要因とされており、環境への配慮から太陽光発電、風力発電の様な自然エネルギーやエタノールなど代替燃料普及への社会的な関心が高まった。この自然エネルギーについては、里見重道と里見明男も興味を持ち、自分の食品工場で太陽光と風力発電をしたいと考えた。
そして2006年が終わり2007年を迎えた。最初に飛び込んできたニュースは、1月に大手菓子メーカーの不二家が消費期限切れ牛乳を使用してシュークリームを作っていたことが発覚。洋菓子製造・販売の長期休止となった。その後も、北海道の食品加工卸会社ミートホープのひき肉偽装事件、人気土産「白い恋人」の賞味期限改ざん、伊勢の老舗和菓子屋・赤福の製造年月日改ざん。




