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25話:里見賢一の葬儀にスイスから来日

 その晩、国際電話でスイスの里見一族の所に里見賢一が亡くなった事を知らせた。するとスイスの里見家から2人が葬儀に駆け付けると連絡が入った。やがて11月7日、17時に、スイスから駆け付けたハンスとトーマスから里見重道の所に電話が入った。ホテルニューグランドに泊まると言うので19時にホテルへ行き、里見重道、明男、母のシンシアと一緒に夕食たべた。


 その席で、シンシアが本当にありがとうねと、お礼を言うと、ハンスが代表して、これ、みんなからのお香典ですと言い封筒を渡した。そして、亡き、里見賢一の功績や思い出が数多く語られ、現在の里見一族が経営しているホテルの状況などを聞いた。それによるとレマン湖のほとりで景色が良く順調に経営できているとの報告だった。


 日本では、どうかと聞かれて、里見レストランを首都圏に28店舗出店して、食品工場で作った料理をレストランで、少し手を加えたり、温めたりして出していると答えた。それは、合理的で効率が良いから、きっと儲かっているのでしょうねと聞くので、その通りと答えた。小切手の中身を見て良いかと里見重道が聞くと構わないとハンスが言うので明けてみた。


 すると、10万ドルの小切手と便せんが入っいた、そこには、英語で、終戦後、敗戦国・日本の状況が心配で、スイスを出た里見賢一の事が、スイスでも、たびたび話題になり、どうしてるかと心配していた。しかしレストラン経営で成功していると言う連絡を受けて本当に安心した。それから、月日のたつのは早いもの里見賢一さんも90歳。


 里見賢一が、亡くなったと聞き、お悔やみ申し上げますと、共に、あなたの活躍に対して、お礼として報奨金10万ドルを送ります。里見家の発展に寄与し祖国に日本を愛し続けた。終戦後、心配し日本の復興に寄与したいとスイスを離れ日本に渡り長年の苦労が実り小さなレストランから始まり、世の中の動きに合わせレストランを増やし富を築いた里見賢一さんの功績をここに称え、ご冥福をお祈りしますと書いてあった。


 シンシアは、涙を流しハンカチで涙を拭きながら最後まで手紙を読み終えハンスとトーマスに本当に、ありがとう。スイスの里見一族の方々に今でも愛してますと、お答え下さいと伝えた。その後、里見重道と里見明男とハンス、トーマスが、ありがとうと言い、がっちりと握手して抱き合った。食事を終えると、明日、9時前に、車で迎えに来ると里見重道が言い、ホテルを後にした。


 翌朝、9時前、里見重道と里見明男とシンシアが乗ったワゴン車がホテル・ニューグランドの前に着き、ハンス、トーマスを載せて、久保山斎場へ向かった。そして、葬儀が始まり、お坊さんの読経、弔電が読まれ、ご焼香が、始まった。参列者のほとんどが、里見レストランと関連する業者ばかりだった。11時過ぎに、遺体が荼毘に付され、精進落としで食事となった。


 その時、気骨ある日本人としての誇りを持った里見賢一の多くのエピソードが披露された。そしてスイスの里見一族のハンスとトーマスが、それだけのバイタリティーがあったからこそ日本に戻り、レストラン事業を成功させたのだろうと語った。そんな話をしているうちに葬式の儀式の一つ骨拾いが始まった。これを里見重道、里見明男、シンシア、ハンスとトーマスの5人が行った。


 その後、近くの久保山墓地に埋葬され葬儀に参列した多くの人たちが埋葬された墓にお参りして、葬式が終了した。その晩、ハンスとトーマスがホテルニューグランドに泊まって、明日、スイスへ帰ると聞いた。そこで、今晩は、横浜中華街の萬珍樓本店で夕食を里見重道、里見明男、シンシア、ハンスとトーマスの5人でとることにし夕方、車で出かけた。


 そして、スイス・レマン湖のほとりにオードリーヘップバーンやチャーリーチャップリンが隠居生活を送った地として有名になった。そのためヨーロッパだけでなく、世界中から多くの観光客が訪れ、2人の、お墓参りしたり彼らの通ったレストランなどに大勢して来ると話した。そのお陰で里見一族のホテルが5件に増えて順調に経営してると話した。明日、昼前の飛行機で日本を離れるとハンスが言い、里見重道、里見明男、シンシア、ハンスとトーマスがお互いにハグして、お別れした。

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