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23話:世界情勢とロッキードと気候変動

 1975年6月11日、里見賢一は、74歳になり熱海の老人ホームに奥さんのシンシアと共に入居することを決めると息子の里見重道と明男に伝えた。そして、後のことは宜しく頼むと言って引っ越していった。そして会長を里見重道、奥さんの里見和江を専務、社長を里見昭男、奥さんの恵子を常務にして有限会社「里見レストランの」と言う組織にした。


 1975年、ベトナム戦争は泥沼化したが、翌年に南ベトナムが崩壊しベトナム社会主義共和国が成立。アメリカが、北ベトナムに屈すると言う、戦前、想像もできないような出来事が現実に起こった。サイゴンを飛び立つヘリコプターから落とされる南ベトナム人の姿が、哀れさを誘った。その後1976年のロッキード裁判で田中角栄、小佐野 賢治、児玉誉士夫と丸紅の幹部が逮捕された。


 児玉誉士夫は、日本の右翼運動家。自称CIAエージェント。暴力団・錦政会顧問。戦争中、海軍航空本部のために物資調達を行い、終戦時までに蓄えた物資を占領期に売りさばいて莫大な利益を得た。この豊富な資金を使って、戦後分裂状態にあった右翼を糾合し、鳩山一郎など大物政治家に政治資金を提供した。「政財界の黒幕」、「フィクサー」と呼ばれた。日韓国交正常化交渉に関与。


 1960年、生前葬を行う。河野一郎や大野伴睦といった大物政治家が児玉のための葬儀に集まり焼香。ロッキード社から児玉へ資金が流れており、この際、過去にCIAと関係のあったといわれる日系アメリカ人のシグ片山が経営するペーパー会社や児玉の元通訳GHQで諜報活動のトップを務めたチャールズ・ウィロビーの秘書的存在の福田太郎。


 彼の会社などの複雑な経路をたどっていた事がチャーチ委員会の調査によって明らかになっている。このように、日本のフィクサー、黒幕やアメリカのCIA,元GHQの諜報活動化など今まで、闇に包まれて、明らかにならかなったことがロッキーと裁判で暴露された。1979年12月にジュネーブで、世界気象機関「WHO」と世界食糧農業機関「FAO」とは協同して第1回世界気候会議を開いた。


 そして、今後10年間の世界的対応の有無が、近未来の気候を含めて地球的環境の悪化を決めると結論した。核戦力の隔離・削減,フロンガスの製造・使用の禁止と一定の成果はあったが、人口の爆発と化石燃料の使用増はさらに進んだ。そして熱帯林の衰退を含めて地球環境は悪化の一途をたどっている。気候変動に関する政府間パネル「IPCC」の設立と活動地球環境の悪化。


 特にに気候の人為的温暖化は自然生態系、食糧生産システムそして人間社会に著しいインパクトを与える可能性が高い。これを受けて,国連環境計画「UNEP」と世界気象機関「WHO」とは温室効果ガスの濃度上昇による温暖化の予想。1988年8月世界気象機関と国連環境計画の共同で気候変動に関する政府間パネルが設立された。


 この頃、キリスト教徒の中に人間が地球を汚したから神が罰を与えているのだと言う集団が現れた。その意見に里見明男と、その家族が賛同。地球環境に悪影響を及ぼす、ビニール、合成繊維、プラスティック、エネルギーの極力使わない様にと考えるようになった。そのインパクトの評価と対策の検討を目的としたIPCCを1988年11月に設けた。


 それは図のように三つの作業委員会と特別委員会からなり,政府関係者と研究者の参加をえて活発に活動している。農業・林業・土地利用への温暖化の影響は第2作業部会のなかでパリー博士「英国」の分科会で研究されている。IPCCは1990年10月の第2回世界気候会議に向けて検討結果をとりまとめた。


 その中で1:現在の気候温暖化力は炭酸ガス55%,フロン類24%,その他の温室効果ガス21%、2:温暖化の防止には2050年頃の炭酸ガス濃度を420PPMにストップする必要がある。3:温暖化シナリオの不確実さを解決するため,大気-海洋相互関係と大気過程に関する研究の推進の必要性を強調した。そして、IPCCの全体会議を1989年6月・ナイロビ、1990年2月・ワシントン、1990年8月・スンツバルで行うことを決めた。

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