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19話:里見兄弟が有名ホテルへ就職と水爆実験の被害

 言われたとおりに、話すと、確かに、語学はできそうだなとに焼けた顔で言った。ハンサムだしと言い笑った。とりあえず、1週間、様子を見て、問題なければ、雇うと言い、問題あれば、それで終わりと告げた。その時、ちょっと待てと言い、支配人が時計を見て、電話をした。数分後、恰幅の良いコックが部屋に入ってきた。


 支配人は、試用して、良ければ雇うから1週間、様子を見ろと指示した。了解しましたと言い、その白衣の男が出ていった。じゃー明日8時にホテルに来いと里見重道と里見明男に言った。じゃーこれでと良いなと話すので、里見家の4人が、支配人にありがとうございますと言い、部屋を出ていった。


 その後、家に帰り、調べてみると1952年にホテルニューグランドが、米軍の接収を解除され、以前は、総司令官、マッカーサーが、住んでいたことがわかった。そして1週間がたっても里見重道と里見明男が、ホテル・ニューグランドへ出勤していき、就職できた。1953年は、里見賢一とシンシアと里見重道と里見明男の4人は、それぞれの持ち場で、一生懸命に働き続け体調を崩すことなく働き続けた。


 そして1953年が終わり1954年を迎えた。この年、力道山がプロレス界に現れ、日米プロレス横浜大会フライヤージムで開催され、シャープ兄弟と力道山・遠藤組が戦った。この年、山下公園が米軍の一部、日本郵船ビル、野沢屋1階の一部・中2階・地階の接収解除と次々に米軍による接収が解除され、日本人が使えるようになった。


 1954年3月1日、第五福竜丸はマーシャル諸島近海において操業中にビキニ環礁でアメリカ軍により行われた水爆実験「キャッスル作戦・ブラボー、1954年3月1日3時42分実施」に遭遇し、船体・船員・捕獲した魚類が放射性降下物に被曝。実験当時、第五福竜丸はアメリカ合衆国が設定した危険水域の外で操業していた。


 危険を察知して海域からの脱出を図ったが、延縄の収容に時間がかかり、数時間にわたって放射性降下物の降灰を受け続けることとなり、第五福竜丸の船員23名は全員被爆。のちにアメリカは危険水域を拡大、第五福竜丸以外にも危険区域内で多くの漁船が操業していた事が明らかとなった。この水爆実験で放射性降下物を浴びた漁船は数百隻、被曝者は2万人を越えるとみられている。


 予想以上に深刻な被害が発生した原因は、当初アメリカ軍がこの爆弾の威力を4から8メガトンと見積もり、危険区域を狭く設定した事にある。爆弾の実際の威力はその予想を遥かに超える15メガトンであったため、安全区域にいたはずの多くの人々が被曝することとなった。乗組員は約4、5時間も放射性降下物を全身に被りながら作業を行った。


 船体や人体を十分洗浄もしないまま、強い放射能汚染のある状態で帰港までの2週間船上で生活をした。放射線による火傷、頭痛、嘔吐、眼の痛み、歯茎からの出血、脱毛など急性放射線症状を呈し「急性放射線症」と診断された。体の表面に付着した放射性降下物によるβ線皮膚照射で、皮膚に紅斑、炎症、水泡、びらん「ただれ」、潰瘍が認められたが、数か月で治癒し、がん化するようなことはなかった。


 第五福竜丸がアメリカ軍による水爆実験に巻き込まれて被爆した出来事は、日本国内で反核運動が萌芽する動機になった。反核運動が反米運動へと転化することを恐れたアメリカ政府は、日本政府との間で被爆者補償の交渉を急いだ。一方の日本政府も、復興のためにアメリカ経済に依存せざるを得ない状況であた。


 更に、日本でも平和的利用のために原子力技術をアメリカから導入できる可能性も出てきた時期でもあったことから、アメリカを刺激したくないという思惑もあった。結果、両者は「日本政府はアメリカ政府の責任を追及しない」確約のもと、事件の決着を図った。1955年に200万ドル「当時約7億2千万円」が支払われた。

*この情報の一部は、当時の新聞から抜粋し記載しました。

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