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20話:第五福竜丸の被爆と里見の食堂経営

 しかし、連合国による占領からの主権回復後間もなかったこともあり、賠償金でなく見舞金として支払われた。また事件が一般に報道されると、焼津では「放射能マグロ」による風評被害が発生した。第五福竜丸の水爆実験による被爆は、長崎への原爆投下に次ぐ「日本を巻き込んだ第三の原子力災害」となり、日本は原子爆弾と水素爆弾の両方の兵器による原子力災害を経験した国となった。


 そして、第五福竜丸の被爆、特に久保山愛吉無線長40歳が「原水爆による犠牲者は、私で最後にして欲しい」と遺言して死んだ出来事「1954年9月23日」は、日本で反核運動が始まる動機になった。東京都杉並区の主婦による反核運動や、1955年に設立された原水禁に代表される反米色が強い反核兵器運動も、この第五福竜丸の被爆が動機である。


 しかし、1954年3月1日、日本の遠洋マグロ漁船第五福竜丸が米国の水爆実験によって発生した多量の放射性降下物「いわゆる死の灰」を浴びる。第五福竜丸の被爆により、焼津や東京では「汚染マグロ」が大量廃棄された。特に3月日に築地市場にマグロやヨシキリザメが水揚げされた際にはセリは中断され、行政の指示により流通する前に場内の地中に埋められた。


 7月1日、新警察法が施行。国家地方警察と自治体警察が廃止・統合し、警察庁と都道府県警察が設置される。また、同じ日に自衛隊発足。良い話としては、この頃、里見重道と里見明男に、それぞれ、ホテルニューグランドで、里見重道は、ホテル受付の同じ年の林和江さん、里見明男には、同じ年の経理担当の赤坂光子と言う彼女ができた事だった。


 その年の10月に里見重道が、林和江さんを両親に紹介。彼女は、1927年6月生まれで、横浜の北部に小机駅の近く住んで、古い農家の長女。高校は横浜商業を卒業し英語とそろばんが得意だと話した。11月には、里見明男が、安藤恵子さんを両親に紹介。彼女は、1930年1月生まれで、横浜の大口駅の近く住んで、古くから商家の次女。高校は高木学園を卒業し英語と料理が得意だと語った。


 やがて、1954年が去り1955年となった。そして、1955年、6月5日に里見重道と林和江さんが、6月19日に里見明男が、安藤恵子さんが、ホテルニューグランドで結婚式を行うことになった。その後、1954年11月5日、長男の里見勝一、1956年12月12日に次男の里見勝二が誕生した。


 この頃になると日本では神武景気と呼ばれ、経済は回復し1956年「昭和31年」の経済白書には「もはや戦後ではない」と記され、戦後復興の完了が宣言された。また、好景気の影響により、耐久消費財ブームが発生、三種の神器「冷蔵庫・洗濯機・白黒テレビ」が出現した。


 しかし、この年の末には景気が大幅に後退し、この好景気が終わると約1年間のなべ底不況に陥った。それも1958年夏になると、再び景気が上向き好景気となり、高度成長期に入り、岩戸景気と呼ばれた。その頃、。その後、連れてきた里見重道と里見明男を紹介した。


 この頃には、里見重道と里見明男は、ホテルニューグランドで7年間、コックの修業を積み、このホテルで料理を作るまで、腕を上げた。その話を聞いた、父の里見賢一は、里見重道と里見明男をホテル・ニューグランドを辞めさせた。


 1958年11月、関内駅の近くで、里見賢一とシンシアと中学校を出て料理人を目指す若者2人の6人で、安くてうまい洋食屋を始めた。父、里見賢一が、中古の小型バンを買い、米、パン、小麦粉、牛肉、豚肉、鶏肉、魚、野菜、乳製品、チーズ、バターを横浜市内の市場で買い集めた。


 すると、安くてうまいと評判になり、近くの神奈川県庁、横浜市役所の人たちや観光客が訪れるようになり、目が回るほどの忙しさになり、比例して利益が膨らみ金がたまり1960年、借金を返却できた。この頃には、ウエイトレス4人、コック見習い4人となり、里見一家4人の12人となった。


 そして2階にあった会計事務所で使い込み事件があり、解散すると2回も改装してレストランとして使い始め、新たに、ウエイトレス4人、コック見習い4人を雇い、20人大所帯となった。この頃には、出前も始めて、近くの役所、事務所、会社にも配達し始めた。

*この情報は、当時の新聞から抜粋し記載しました。

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