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24話:ある日の出来事

 2016年11月20日、夕方16時に、検査予約の患者さん4人が待って

いる時に、年の頃で80歳代と思しき男性が、週刊誌を見ながら背もたれに

倒れかかるように見えたが事務長の田丸鈴江が異変に気がついて泉田を呼んだ。

 泉田が脈を取ると、微弱になっていて、まずいと、思い救急車と叫びそうに

なった、いいや車で横浜労災病院へ運ぶから、1階へ下ろしてくれと指示して

、階段を駆け下り、病院の救急へ連絡してと、田丸さんに指示し猛スピードで

倒れた男性を乗せ10分で、救急室に入ると待っていて先生が心臓マッサージ

を始めた。


 バイタルが落ちてるぞ、頑張れ息を吹き返せと、泉田が心の中で叫び続けると

、その男子の目が開いた。すると、心臓マッサージしていた男性医師が戻ったぞ

と歓声をあげた。この言うシーンが好きで臨床放射線技師になったのだと思うと

目に一杯の涙となって、やがてこぼれ落ちた。すると、白い腕が伸びて、ガーゼの

ハンカチを手渡してくれた。


 なんと田丸鈴江さんではないか、心配でたまらず、タクシーで来たのを笑顔で

言った。泉田さんって熱血漢で格好いい、好きになっちゃいそーと言い、

恥ずかしそーに向こうを向いた。落ちつきを取り戻して、泉田が、ありがとう、

君の発見が早くて、あの男性は、息を吹き返したと言った。その後、あの男性は

心筋梗塞とわかり、入院手術して2週間後退院し、お礼に、検査センターに来て、

最初に発見してくれた田丸鈴江さんと車で運んでくれた泉田に、それぞれ、感謝

の花束を持って来てくれ、お礼を言って帰って行った。


 その後、泉田と田丸さんは、急速に接近し、2016年の年末12月28日

に田丸鈴江さんの実家のある福岡県博多へ結婚の挨拶に2人で出かけた。

 新横浜、朝一番の新幹線で行くと博多に昼に到着しタクシーで田丸家に到着

すると大きな屋敷で田丸家の祖父の代から続く老舗の内科系病院とわかり、伯父、

叔母、兄弟もその病院に勤め、4年前に前院長の祖父から父に院長が交代したと

教えてくれた。


 なんで教えてくれなかったのと泉田が言うと偉ぶって見えるのが嫌だったのと

言った。そして、旨い酒と魚、料理をたらふくいただき、床の間でぐっすり寝て

しまった。やがて2017年があけて、周りのスタッフが気を使い、泉田と田丸

の休みの日を同じ日に調整してくれ、毎週デートを重ねた。2017年2月14日

、バレンタインデーの日、田丸からチョコレートを受け取ったときに、結婚しよう

と言い、返事を待たずに、いつが良いと聞くと、6月の花嫁、ジューンブライド、

どこでと聞くと、ホテルニューグランドと言った。


 次々に、日程が決まり、その日のうちに2017年6月11日12時と決まった。

その後の3月14日のホワイトデーの時に泉田が6月7日、結婚しますというと

歓声があがった。事務の女性が、どこで結婚式をすると聞くので山下公園の前の

ホテルニューグランドと言うと羨ましいと言った。新婚旅行はと聞かれ、

ローテーションで2日しか休み取れないから、秋に、熱海の温泉にでも1泊2日で

行こうかなと田丸鈴江さんが恥ずかしそうに話した。その後、6月11日日曜の

12時の結婚式には丹沢先生と静岡から佐藤さんと新横浜検査センターから非番

の検査技師と事務の女性が参加してくれた。海が見える素敵な披露宴会場で、

おいしい食事と豪華な結婚式だった。

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