18話:関西出店、場所さがし
その後、三菱UFJ銀行との交渉の窓口は佐藤さんに決まり、一号店をどこに
するか、交渉しようと連絡が入り、4月18日、連休前に一度来て欲しいと連絡が
あり、4月18日出かけて、佐藤さんがどうせなら、大阪、京都、神戸に1つずつ
高度臨床検査センターをオープンさせましょうというと、一度に3つですかと尻込み
するので、首都圏には既に24ヶ所できますよ、それなので大阪圏に1つもないのか
、おかしいと思いますよと言った。
どこにするかは、客の流れを見て一番立地の良さそうな所を捜して下さいと言うと
、その分値段が高くなりますよと言うので、大丈夫、何とかなりますよと、佐藤さん
が銀行員を励ますほど心配性になっていた。確かに成功すれば我が社にとっては
大きな武器になると思いますが、何せやったことがない案件なので自信がないという
のが本音ですと言った。
20年前の東京でもそうでしたが成功が実証されているじゃないですかと資料
を見せると、でも、それで失敗しないことになる訳ではありませんからと、
相変わらず消極的だった。この銀行のトップを呼んで下さいと言うと数分後、
来て、あんたが厄介な仕事を持ってきた人ですかとでも言わんばかりの怪訝
そうな目つきで見て、今忙しいからと顔に書いてあったのがわかった。
他の銀行、三井住友、または、みずほ銀行さんにお願いしましょう金というと
、やらないと入ってません。ただ失敗したくないだけですと本音を吐いた。
今迄成功してきたノウハウを教えて上げると言ってるのですからもっと積極的に
バックアップして下さいと言うと、具体的な事はずべて指示して下さい、
お願いしますと頭を下げたので、一緒に頑張りましょうと言うと、
少し明るい顔になった。
そして、大阪、京都、神戸の一等地のテナント探しの件は、承りました、
テナントが見つかり次第、資料をお送りしますのでメールアドレスを教えて
欲しいと言われ、伝えた。翌週、大阪のテナント3件、神戸2件、京都3件がメ
ールで送られてきた。そして、その情報を東京の丹沢先生に送り、一緒に見に
行きましょうというと了解して5月31日に朝10時半に三菱UFJ銀行
大阪中央支店で待ち合わせて、出かけた。
銀行で会って、三菱UFJの担当者2人と共に、まず大阪駅の候補のテナント
をみると、一番繁華街に近い、好立地のテナントは第一印象で小さすぎて難しい
、最低、この広さの2倍で、できるだけ正方形が望ましいと伝えた。次に、
大阪駅の裏手だが、大きなテナントで広さは十分だけど飲み屋やバーが多く、
今ひとつ検査センターには合わない。
次に神戸に向かい1件目は新神戸高校を向いた出口にあり、広くて明るくて
、正方形で広さも十分で、合格だった。2件目は港の方の出口で、雰囲気は良いが
、広さが足らない。次に京都へ向かったが、観光客の多さが大阪、神戸の比ではなく
、落ち着かない雰囲気だった。しかし最初のテナントは駅からも近く、広さも
十分で合格、次の物件はテナントの上下に飲み屋が入居していてダメ。その他、
最初の物件の中で近くに飲み屋と言う事で外されて、合計6件のテナントのうち
、神戸の1件と京都の1件が合格となった。残るは、大阪だけとなった。




