15話:大阪、神戸、京都を攻略2
2014年も夏が過ぎて、秋になり、11月16日、佐藤さんから夜に
呼び出されていくと、居酒屋で、大阪の三菱UFJ銀行が動いてくれることに
なったと、うれしそうに言った。プロジェクトの大きさと東京と首都圏で既に
完成したシステムでありリスクも少ないと判断したようで、三菱UFJ銀行に
打診して3ケ月という異例の速さで決まった様た。そして極めて協力的な反応に
、佐藤さんが驚いた程だったという。それも銀行は大口融資先が減ってしまい
、運用難が続いて、かといって、いたずらに海外に投資を広げると、
サブプライムローンみたいな前例もあって、困っているところだったようだと
教えてくれた。
ただ、いままで丹沢先生が協力してくれたが、もう一つ信用できないところ
があって、引っかかっていると佐藤さんの顔が曇った。じゃーどこが、どう
、まずいのかとは、上手く説明できないが、長年多くの人と付き合っている
うちに備わった勘って奴かなと言った。もし、仮に大阪での仕事が上手く行った
としても、甘い汁を吸えるのは、投資できるだけの資金を持っている
三菱UFJ銀行と丹沢先生だけで我々で資金が足りなくて、動けないというと
、もし、億を超えいる金ができたらと、泉田が佐藤に言うと、そりゃー投資で
中に切り込むさと言った。
その当てがあるのかと、佐藤さんが泉田に聞くと、ない事もないと妙な返事を
すると、どういうことだと聞かれ、今度の投資で成功すれば億を超えいる資金が
得られると、はっきりと言い、佐藤さん同なんですかと聞くと、6千万円くらい
あるが負債も4千万円位あり、サラリーマンの宿命だよと言った。その点、
泉田は株投資を何年やってるのと聞かれ11年目ですと言うと、それで億なら
才能あるなーと驚いていた。
ともかく三菱UFJ銀行との面談の時には、必ず丹沢先生と一緒について行く
から、日時、場所が決まったら知らせるから、できるだけ一緒に来てくれないか
と言われ了解した。やがて年の瀬を迎えて、2015年を迎えた。2月13日
に佐藤さんから電話で4月7日、午後16時に三菱UFJ銀行・大阪中央支店
で面会すること決まったと知らせが入った。そこで、まだ早いので、病院に
休暇願を出して4月7日、8日、休暇をもらいますと告げた。
その後、2月15日、夜19時に静岡の医師会館へ来て欲しいと連絡が入り
、言って見ると、以前、講演会で丹沢先生が披露してくれた首都圏の高度臨床
検査センター現状のデータを見せてた。きれいな写真とOHPを制作してあり、
パソコンでデータが全部入っていた。すごい、さすが100戦錬磨の達人、
佐藤さんだと驚いた様に笑った。丹沢先生が、この資料を持ってくるかなと聞いた
ので、もし本気で三菱UFJ銀行と大阪を攻めたいとしたら、絶対にこの資料
見せて、銀行首脳部のその気にさせるはずですと言った。
でも、もしものため持っていったらどうですかと言った。我々は何としても
やりたいと言うのは本音だし、よし、持っていって、丹沢さんが使わないなら、
こっちが使うまでさと言った。そして、その翌日、2月16日に、佐藤さんの
ところへ丹沢先生から電話が入り2月20日会いたいので、静岡の医師会館の
OHP、スライドを使える部屋を借りておいてくれと言われたと泉田に連絡が
入り、2月20日19時半に静岡医師会館に出向くことにした。




