14話:大阪、神戸、京都を攻略1
やがて2014年があけた。静岡の会議の後、佐藤重幸が頻繁に新宿の丹沢先生
と会い、2014年4月19日、ちょうど泉田誠一が橫浜の港北ニュータウン高度
臨床検査センターに来ていて、丹沢を呼び出して会う事になった。21時に新横浜
で待ち合わせ、個室の焼き鳥屋に入り再会を祝ってビールを飲んだ。
そして、佐藤が泉田に君、株の売買を派手にやってるようだねと聞くので、
少しねと言った。すると、もしかして佐藤さんもですかと丹沢先生が聞くので、
同じく少しねと言い、もしかして、丹沢先生も聞くと、同じと言い、大笑いした。
飲みながら聞いて見ると、丹沢先生は、ソニー株を売買していたが、その後
、NTTドコモ、KDDIとか売買の大きい銘柄を売り買いして売買金額も
億を超えてるようで専門科のアドバイザを雇っていると言った。
佐藤さんも、大型株でトヨタ、武田薬品、ドコモ、ソニーを大きな金額で売買
しているようだった。そして丹沢先生はその資金を高度臨床検査センターに投資
していると言い、佐藤さんが利回りはと聞くと5%といったが、最近利回りが
下がっているので困っていると言った。佐藤さんも投資したらと言うと、まだ、
億を超えてませんとのでダメですと言った。泉田君はと聞かれ、僕も、
まだ億を超えてませんと言い、越えたら、考えても良いと考えてると言った。
そして、泉田に、これから話すことは、一応、極秘と言うことにしておいて
くれと言われ、わかりましたと答えた。実は、佐藤さんが九州と大阪へ出張
して高度臨床検査センター設立について調査を始めていると聞き、お金は
丹沢先生から出ているようだった。それによると九州は医師会と開業医が
強すぎて、よそ者は入れない様子で難しいのではないかと言った。大阪の方は
意外に自由競争であり医師会は保守的で東京の真似はしたくないようで動きは
見られないようだった。
ただ関西もよそ者特に関東の人間を嫌う傾向があるので関西人の人をトップ
につけて操るしか方法はないでしょうと丹沢先生に伝えた。と言う事は、関西を
攻略するには、関西人をたてる必要ありかと言い丹沢先生が宙を見て関西人か
と言い何人か知り合いはいるが完全に信用できる大物はいないと数分考えた
末に言った。
むしろ金で動く、暇で儲かっていない開業医は数人、知ってると言った。
ただ大阪で商売をするには大阪の銀行を使うと情報が筒抜けになるから
三菱UFJ銀行しかないなと言い、三菱UFJ銀行は、渋いからなと不安げな
顔をした。すると、佐藤さんが、そう言っても三菱UFJ銀行は日本一の銀行
じゃないですか、味方につけられれば、大丈夫ですよ。また、患者さんのため
ですと言うのが錦の御旗じゃないですかと、笑って言った。そうか、それで
行こうかと佐藤さんと丹沢先生が言い、それで行こう、なー、泉田君と
丹沢先生が肩をたたいた。確かに泉田と佐藤を東京の高度臨床検査センター
に紹介したのは、丹沢先生であり、一番信用できる人だった。




