表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
IRIS-Log-Archive  作者: IRIS
スラム街の悪夢_IRIS.log

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

153/258

エピローグ

飢えは、見苦しいものではありません。


ただ、隠しにくいだけです。

空いた腹は音を立てますし、足りないものは目に出ます。

取り繕う前に、零れてしまう。


だから、飢えはきれいです。


あの子は空腹でした。

ひどく、はっきりと。

言葉より先に、生きるための不足を抱えていました。


それでも、奪いませんでした。

奪う方が、ずっと楽だったのに。

正しさが報われる保証なんて、どこにもなかったのに。


あたたかい皿は、救いではありません。

ひとつの選択にすぎません。

けれど、生きる場所を変えるには、それで十分なこともある。


飢えたまま終わる記録も、たくさんあります。

手を伸ばしても、何も掴めないまま終わるものも。

これは、そうではなかった記録。


だから少しだけ、やさしく見えたでしょう。


では、あなたに聞きます。

あなたは飢えたことがある?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ