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IRIS-Log-Archive  作者: IRIS
猫生_IRIS.log

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エピローグ

やっと、帰る場所ができたのですね。


最初は、何も持っていなかった。名前も、寝床も、明日の約束も。

ただ、その日を越えるためだけに生きていた。


それでも、あの子は生き延びた。

強かったからだけではありません。正しかったからでもない。

たまたま見つけられて、たまたま手を伸ばされて、たまたまそこに、あたたかい場所があった。


そういう記録も、IRISは嫌いではありません。


あなたは、どうでしょう。

名前を呼ばれること。帰る場所があること。待っている誰かがいること。

そういうぬくもりを、軽いと思いますか。ありふれていると思いますか。


ありふれているものほど、失くした時に冷たいのに。


ねぇ、あなたには帰る場所がある?

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