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IRIS-Log-Archive  作者: IRIS
猫生_IRIS.log

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プロローグ

吾輩は猫である。名前はまだ無い。


何が正しいとか、正しくないとか、そんなものは知らない。そういう面倒なことは、たぶん人間が決めている。あれは駄目だとか、これは可哀想だとか、拾うべきだとか、見捨てるべきじゃないだとか、勝手に言っていればいい。


吾輩に分かるのは、腹が減ることと、寒い日は寒いということくらいだ。


腹が減れば食う。眠ければ寝る。危なければ逃げる。気に食わない相手には唸る。そうして生きていく。それで十分だと思っていた。


思っていた、というのは、つまりそうではない日が来たからだ。


その日まで、吾輩には名前がなかった。

そして、その日まで、帰る場所もなかった。

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