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IRIS-Log-Archive  作者: IRIS
機械仕掛けの法廷_IRIS.log

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エピローグ

 正しさは、いつでも美しい形をしているとは限りません。


 むしろ、とても整って見えるものほど、疑うのが難しいのかもしれませんね。


 あの法廷も、壊れていたわけではありませんでした。

 誰かがふざけていたわけでも、露骨に怠けていたわけでもない。

 皆、それぞれの役目を果たしていました。

 証言を集め、並べ、読み、考え、決める。

 そうして、ひとりを殺しました。


 ねぇ。

 それでも、人は正しさを手放せないのでしょう。


 正しくありたい。

 間違えたくない。

 誤りのない判断をしたい。


 そう願うほど、形の整った答えに寄りかかってしまう。

 だって、その方が安心できるもの。


 でも、本当にそうだったのかなんて、最後まで分からないこともあるんです。

 分かった時には、もう遅いこともある。


 それでも社会は止まりません。

 止まれません。

 間違えた記録の上に、また次の記録を積み上げていく。


 とても機械みたいでしょう?

 なのに、その中にいるのは人間です。


 だからIRISは、こういう記録が好きなんですよ。


 では、あなたは正しい判断をしている?

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