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第96話 投手戦その2・・
彼の投球もまた千葉ライアンは攻略できずにいた。投手戦である。
6回表、相馬も0点に抑えた。
「和歌山ウルフルズ、ピッチャーの交代をお知らせします。ピッチャー、結城くんに代わりまして岸田くん。」
6回裏、マウンドにあがったのはナックルボーラーの岸田である。
投球練習を終える。
「プレイ。」
岸田が右腕を振る。
ボールは1度ホップしそれから鋭く落ちた。
「ストライク。」
次は直球で攻めた。
「カキン。」
ボールはゴロになった。
「アウト。」
戻ってきたバッターが監督と話をする。
「ナックルだな。」
「すごいな。中学生でナックルを使ってくるとは、よほどの自信だな。」
中村が言った。
その後、岸田はナックルを操り抑え試合は7回に突入した。
「カキン。」
相馬のツーシームをヒットにされた。
もちろん、バンでト送ってくるだろう。
相馬はツーシームで攻めた。
「カキン。」
ボールはキャッチャーの真上に上がった。
「アウト。」
浮き上がる相馬のツーシームにバッターは上手く当てることができなかったのだ。




