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第97話 千葉ライアンの先制・・
田村はベンチに帰ってきた。
「ごめん。」
「いや、相手のツーシームがよかったんだよ。」
結城は言った。
「アウト、チェンジ。」
7回裏、千葉ライアンの攻撃。
「カキン。」
ヒットになった。
ノーアウト1塁。
次の打者はバントを狙ってきた。
「カキン。」
ボールはピッチャーの前に飛んだ。岸田は1塁にボールを投げる。
1アウト2塁。
ここで和歌山ウルフズは守りのタイムを取った。
「落ち着いていこうな。1人1人、いや、1球1球、思い切り対戦しよう。」
そしてバッターは佐橋を迎えた。
「ナックル。」田村からサインが出る。
頷く岸田。
右手を振る。ボールはするどく変化した。
「カキン。」
ボールはセンターとレフトの間を抜けた。
千葉ライアンのナインは沸いた。2塁にいたランナーがホームに帰ってくる。
1対0。
打たれた球はナックルだった。
その後2人の打者を抑え7回裏は終了した。




