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俺とお前と野球とあの子  作者: musicalyoi
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97/196

第97話 千葉ライアンの先制・・

田村はベンチに帰ってきた。

 「ごめん。」

 「いや、相手のツーシームがよかったんだよ。」

 結城は言った。

 「アウト、チェンジ。」


 7回裏、千葉ライアンの攻撃。

 「カキン。」

 ヒットになった。

 ノーアウト1塁。

 次の打者はバントを狙ってきた。

 「カキン。」

 ボールはピッチャーの前に飛んだ。岸田は1塁にボールを投げる。

 1アウト2塁。

 ここで和歌山ウルフズは守りのタイムを取った。

 「落ち着いていこうな。1人1人、いや、1球1球、思い切り対戦しよう。」

 そしてバッターは佐橋を迎えた。

 「ナックル。」田村からサインが出る。

 頷く岸田。 

 右手を振る。ボールはするどく変化した。

 「カキン。」

 ボールはセンターとレフトの間を抜けた。

 千葉ライアンのナインは沸いた。2塁にいたランナーがホームに帰ってくる。

 1対0。

 

 打たれた球はナックルだった。

 その後2人の打者を抑え7回裏は終了した。


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