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第3章 全日本編 30 「やはり。」
結局、地元の祝賀会が行われたのは、12月、料理店だった。
「監督、おめでとうございます。」
「そんな、優勝のタスキリレーを千葉ライアンが行うなんて・・。」
「誰もそんなこと言ってません。」
「チームのまとまりのよさは全国では、考えが違う、2回目の監督でやはり、勝てたのは、流行りの真っすぐの変化・・。」
「野球にはルールがある、しかし、意見は違うものだと思っている・・。だからこそ、応援歌が一人一人違うんだ・・。」
「さっ監督、今日は保護者会のおごりですよ。」
「お疲れさまでーす。」
「一郎君。」
「野球の行事で父親が外出てるのに野球やってる俺が来ないなんてないでしょ。」
「山口君、内野の復帰の見込みもあるって、願ってるよ一緒に試合ができるのを・・。」
「親父、おめでとう。」
佐々木監督は涙を流していた。まだ、始まってから25分しか経ってないのに・・。
「一郎、すまなかった。やはり、俺は山口や、小川などこういう仲間と野球をやらせてやりたかった。何度も何度も自主練習を見て納得した俺は・・きっとまだ、いまだに未熟なんだと思ったよ。」
「親父、おめでとう。」
一郎はそう父親に言った。
彼は集中できる場所を知っている。
やはり、佐々木監督の息子だ。




