第3章 全日本編 24話 「試合。」
「あいつ、本当に小学校エース時代の姿に見えてきますね。」
東京で中継で見ている、山口康太。
「5回、無失点って・・国際大会決勝でもまれにみる投球ですよ。」
「ああ、去年の自分を見ているようだよ。佐々木さんもすごい起用だ・・。」
ワンアウト、1塁、2塁でバッターは小田に周ってきた。6回、1対0の場面だ。
監督からのサインに頷く小田。
ここまで2年生ながら野手代表を務めた。
ここでバントを決めれば当たっている鎌田さんへ打席が周る。
すると、今度は守りのタイムに相手チームは入った。
一度、ベンチに戻る、小田。
「小田、決めてこい。必勝打じゃない、国際大会での2年生のプレーだとそう思って、この14歳の野手に、捕手に、全力で打席に入ってこい。」
「はい。」
小田は今までの野球人生を少し恥じた。そこからまたプレーに入るのだ。
「小田!」
打席に入ろうと滑り止めを付けていると小川が言った。
「このままのスタイルでいこうな。」
「先輩・・。」
小田は少し笑顔になった。本当にこの先輩はいい人だ。
「バント成功、2アウト、2、3塁で鎌田が打席が入ります。」
「ナイバン。」
剛田は言う。
「ありがとうございます。」
「監督。」
上川は監督の方へ向かった。
相手チーム、ピッチャー交代のアナウンスが流れる。ここで、全日本チームでは継投策にでることになりそうだ・・。




