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第3章 全日本編 23話 「監督」
「スラーブ。ここはボールです。」
「カットボール。」
「ストライックー。」
「直球主体の構成で守るのですかね..。」
吉野コーチは言う。
「ああ、今日の審判をスラーブで見分けるとはねえ。」
佐々木監督は言った。今日は息子で山口のと同学年の一郎も、監督の妻と一緒に観戦に来ていた。
「秋先のコンデイション作りは雨も多いし大変だが、起用は当たっていたな。」
「カキン。」
サードフライ。
セカンドゴロ。
スラーブで三振。
「攻守交代。」
「よーし、よくやった。」
佐々木監督は選手を迎える。
「父さん、互角に起用してるな..。」
決勝戦も父親の代表に選ばれて実際にベンチに入っていた一郎も、山口と対戦経験もある..。無理させないメッセージとスター性のある外野手を先発起用ということね。しかし、あのスラーブのコントロール..。小川くんも頑張ってるな、小田の指導も的確..。とにかく、早くリードできる展開に持っていきたい..。
あの山口ならこう言うだろうな。




