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第3章 全日本編 その12 試合模様。
「ボールの回転数、投球での三振数、バッターの少ない球からのヒット・・。」
海外の試合の様子を見る、全日本チーム。
今年のチームは、第二位で予選をぎりぎり突破することができた。
「回転数や、三振、フライ・・。それは打ってこられるってことだよ。」
「やはり、練習で見抜いていたか・・。」
「上川さん。」
「まあ、せっかくの10日間だし、それだけわかれば野球だけじゃなくてその先の就職や、もしかしたら、どこかで仕事を野球でできている人もいるかもしれない・・。」
「俺も、そう考えていた・・。」
「小川さん・・。」
「結果は決して点数ではない・・。」
翌日の選手は同じ思いだった・・。実にシンプルだが、これは実践に固さを持たせないことを感じていた・・。そんな代表でもあった・・。この全日本のメンバーで最初で最後の海外試合。
「洞口君。」
「くみちゃん、北海道から来ちゃったのね。」
全く、発着の二時間前に会うとは・・そういう、洞口は予選で登板し失点をきっしたけれど・・。
「がんばってくるよ。」
洞口は言った。




