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第3章 全日本編 その11 データ
「上川、ヒット。」
センターとライトにボールは飛んでいく。
2塁・・。
「バントだな。」
佐々木監督はサインを出した。
バントは決まり、そこから内野フライ・・。
「かなり、ボールが重いですね。」
「今年は体力勝負から、故障防止の新ボールらしいな。しかし、投球向きとは問題だ・・。」
「上川、回転数は?」
「ラッキーなスライダーを打っていきましょう。」
彼の分析は正確だった。
小田と剛田はピッチング練習を始めた。
「打球上がるー。」
「あー。」
全日本のメンバーでライトとセンターの間に打球が飛ぶ。
「上川と三木本が追う。」
三木本が全力でキャッチした。
「おー。」
「今年は、海外でこういうプレーで大丈夫ですかね。せっかく、ロングポジション枠ができたのに・・。」
吉野ヘッドコーチが言う。
「どのように、プレーが反映されるか・・これはプロも見ている国際大会だ・・。」
「まあ、10日の選手権だ。今年のチームで十分に動いてもらえばそれでいい・・。」
「全日本でチームは様々な場所に進学をする・・。今は、それをこの2年生キャッチャーリーダーがどれだけわかってくれるか。」
「外角のフォーク。」
2回の剛田のピッチングは一回と対照的な対応だった・・。
「さすが、小田だ。」
佐々木監督は言った。
「えっ?」
吉野コーチは尋ねる。




