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第3章 全日本編 5
山口は、無事北海道への帰郷を済ませ、一緒に食事をした洞口、上川とも比較的、懐かしい思い出を話した。翌日のことも踏まえ、早めの帰宅だったが、彼の力はやはり、この北海道のチームに欲しいと帰郷した彼の姿はそう思えた。
翌日・・。
「洞口君・・。」
「くみちゃん・・。」
「やはり、大会が終わったばかりで、無理することもない、また、海外なんて中学生には早すぎる・・。確かに、アジアチームとコーチ、保護者、中学硬式連盟・・たくさんの人が皆さんでカバーするけど・・そりゃ成長するにはいいと思うよ・・。ただ、ただ、気をつけて。」
「ありがとう。」
「洞口。」
「ああ。」
「上川君もロングポジション枠で大変だけど・・。」
同級生の女子は言う。
「そんなことないよ。ロングポジション枠は人気のため、それが一番合ってるじゃない?」
「上川、応援の姿に笑いを取るな。」
「そんな影のロングポジション枠の世界一のパフォーマンサーだなんて。」
「誰か言いそうだな、そのうち・・。」
「監督・・。」
「一つでも多く、勝ってこいよ。」
「はい。」
「スポーツの良さ、代表2人も出たんだ。伝えていくように。」
「はい。」




